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「修さん、私が結婚を渋ったら、私達どうなるの?」
真梨は恐る恐る訊いた。
「別れるしかないだろ」
修はスパッと言った。
「別れるのはなぜ?」真梨は身を乗り出して修に問いかける。
「俺だって、家族がほしいから、お前が嫌ならキツいわ。」
「そんな、修さん」
普段は泣かない真梨の瞳は潤んでいた。
「真梨…俺はお前と一緒になりたい」
真梨の頬を優しく掴み抱き寄せた。
「修さん、私はあなたがいないとダメ。 別れたくない」真梨は修に縋り泣く
「真梨、結婚しよう」
「う…ん」
修と真梨は結婚を決めた。口約束だけれど。