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怜生は、メールが得意ではない。

誤読を、良くしてしまう自分の癖を把握しているから。

でも、今の朔良と居る状況では有効性が高いなと、痛感した怜生。


なんでも、母親に報告する幼い弟・朔良は…ある意味…怜生の脅威だった。

ふと、時計に目をやると…そろそろな時間。背中に冷や汗が流れる。


朔良も時計は読める。

「おにい、そろそろだね?」あどけないその言葉が妙に嫌味だ。


「そうだな。」そういうので結構精一杯な怜生。

「おねえは、何してるんだろ?」ヒナを按ずる朔良。


ヒナは、家事をしていた。家事と行っても炊事。

品は、チャーハン。意外と難しいから、ヒナのも家庭の味だった。


でも、俺の好きな味。


そう、怜生は思って黙って食べる。


「おねえ、チャーハンの匂い美味しそう。」

と、ジェンガを放って、ダイニングに行った。


後を一応追う怜生。

時計を気にしつつ、三人で食卓を囲む。


このマンションは3LDK。

家賃九万円の物件。仙台ではそこそこの値段だ。


駅まで徒歩五分だが…仙台駅徒歩五分ではない。

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