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綾香先輩…


綾香の存在は、闇の中の光っだった…

闇に咲く光の花。蓮の花の様な形に見えた。


それから、綾香はお節介にも母親と謎の男の情報をくれた。

何故、綾香は繁華街に行くのかは、謎だったが。


おもむろに、ケータイを出し、親父を呼び出す。

通話ボタンは押さない。だけど、親父の名前の上で指がゆらゆら揺れる。

怜生の心を映すかのように画面上で揺れる。


この動作を何度繰り返すのだろう。

怜生は、心の隅で思った。無意識に近いほどに。


そして目の前にまた花が咲く。綾香という花が。


「何してんのかな?レオ君?」覗き込む綾香。

「なんでもないっす」ケータイを伏せる。

ツンっ。人差し指で、怜生の額をつつ

「新手の手口ですか?」怜生は綾香をおちょくる。

「骨、痛いんでしょ? 痛くするつもりはないからさ。」少しばつが悪そうで、気遣いを感じた。

「そっすか」力なく言う。

お決まりのように綾香は「あっそぉ」と拗ねた。

言葉とは裏腹に、怜生の隣に座った。


太ももが見え、闇に花が見えた。厭らしい意味じゃなく、怜生の闇に見える花だ。



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