第1話 転生ってやつ?
夢うつつの中なのに目が覚めるどこかで見たような周囲の風景
知らない人が周りに居るがこちらには気づいてない感じ
ここは? と思い自分の観察をした
革手袋 へそ出し 革スカート 革ベスト 髪は銀色 弓 矢が3本 リュック
革サンダル、お金が入ってるような小袋 何かの本
完全に女子
目で確認できるのはそんな感じ
寝る前にゲームで作成したキャラだった 名前はトール
初期設定何にしたっけなー思い出せない
こんな時はステータス見てー 何処にも現れない、スキルー、わからない
ただの異世界人なのかこれは、元の世界に戻れるのかこれは、、
わからないまま持ってた本を開いてみた わからない文字が並んでいただけだった
記憶有るから転移?でも姿がキャラだから転生?元の世界に戻る術がわからないので
諦めてしばらくこの世界を見てまわる事になる
いくつか分かった事がある
1日約36時間
朝(6時間)、昼(12時間)、夕(6時間)、夜(12時間) 地球のように丸い星だとわかる
夜には月のような星が浮かび上がる
並んでるのではなく自転なりに浮かび上がる感じ
青い月=朝~昼 光量低い 太陽=昼~夕 光量強い 黄い月=夕~夜 光量低い
赤い月=夜~朝 光量かなり低い 月の出てる時間帯で昼夜の判断をする
真っ暗になることは無い 時間帯により現れる魔物は変わる
文字や言葉がすぐわからないので生活するために
動物や魔獣を狩って生活している、肉や革は売ればお金になる
3本しか無かった矢は減らない、普通の矢、硬い矢、火矢だった
選択して放つ放たれるのは矢ではなく矢の性質を持った魔法のような
物が飛んでいく感じ 弓で狙う事はやらないといけないちゃんと狙わないと
とんでもない所に飛んでいく、持ってた本を捲っていくと
ステータス スキルの表示説明 生活魔法の基本
言語や文字を翻訳してくれるページが現れた、発見した時は抱きしめて喜んだ
チュートリアル後のレベルは3、冒険しながら放浪者生活を続けて今は55
日数にして2ヶ月が過ぎていた ステータスはAGIに極振りしようとしたが
ゲームではないので先の事を考えてDEXとINTにも振った
このレベルまでステの振り方が分からなかったので一気に振り分けてみた
チュートリアルとかボーナスとかもあって全部で475ポイント
STRx50、VITx50、INTx75、DEXx100、AGIx150、LUKx50
ずいぶんと狩りが楽になった、スキルも役に立つものばかりを選んだ
寝床とかは決めずに宿屋や雑貨屋の倉庫や木の上とかで寝たりして過ごしていた
睡眠しないと翌日何もできなくなる、疲れも溜まるようだった
この世界は魔王を頂点とする魔族、部族長を頂点とする獣人族(猫耳や兎耳他)
人族、悪魔族、神族、エルフ、等多種多様な世界
それぞれ対立したり組んだりしてる複雑な世界、これ意外に動物のモンスターも居るし、魔獣も居る、アンテッドはそこらじゅうに居るらしい なんでも有りって事だった
人族は誰かに統治されているわけでもなく交易したり野菜を売ったり作ったりして
生計をたてている、王様や貴族は居ないって事だったが各町には町の長なる存在は居て、衛兵とかも居たので統治はされてるようだった、街の運営って事かな、種族内のもめごと等は種族内ルールに従う感じ、基本的に建物を建てたり町を作ったりできるのも人族だけでエルフは森の中が生活域、砂漠や山岳地帯で生活域が被ってる魔族と獣人族は仲が悪いと酒場で聞いた、半信半疑だが
ある日
他の冒険者から勧誘された、暇そうに見えたのだろう
よくわからないので丁重にお断りした
そもそも冒険者って職業なのかな ギルドとか有るのかな、オンラインゲームではソロプレイが好きだった
他人に邪魔されたくないというか時間を合わせられなかった、食べれて生きてればなんとかなると思っていたので気にしてなかった
ゲームと違ったのは復活がない、死ねば終わりって事だった、最初の怪我は傷跡が残った、瀕死の時も有ったが逃げきってなんとか凌げた、復帰まで時間がかかった事もある、ずっと寝て過ごす、稼げないと宿屋を利用できない、ポーションとかを本で調べて調合スキルを得た、自分で調合した薬品は不味くて飲めなかったが、店に売ってる物は美味しかった。レベル差かな 材料かな、