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第30話:裏切りの鍵

レオンたちは、中立地帯「エルフィナの丘」に身を潜めていた。

そこへ、思わぬ人物が現れる。


銀の仮面――ガラルド。


「話がある。戦いたくはない」


彼は信じがたい提案を口にした。

「第七の鍵、それは“裏切り”によってしか目覚めない」


「君たち三人の中で、誰か一人が、他の二人を裏切れば――鍵は現れる」


リュミエールが顔を強張らせる。

「そんな条件、呑めるはずがない……!」


ガラルドは静かに言った。

「選べなければ、世界は滅ぶ。鍵とは、選択の物語だ」


夜。誰も眠れなかった。


三人はそれぞれ、自分にとっての“心の重さ”と向き合っていた。

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