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第14話:眠れる神
調査中、ユリオが“砂の霧”に捕らわれ、精神を飲まれる。
レオンとリュミエールは彼を救うため、塔の地下遺跡へと潜入する。
そこにいたのは、かつて星の巫女だった少女の魂。名を「セファ」。
「私たちはかつて、神を封じるため、自らを捧げたの」
その“神”とは、星座の鍵を集めることで封印が解ける存在――
**星喰らいの王**だった。
「鍵を集めれば、扉が開く。そして彼は……再びこの世界を食らう」
リュミエールの顔に動揺が走る。
「じゃあ私たちは……封印を解こうとしていたの……?」
だが、セファは首を振る。
「真実はまだ先。偽りの星と灰の記憶に気をつけて」