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第12話:守人の誓い
ユリオは旅の同行を申し出る。
「俺も星の鍵の真実を知りたい。あれが最後だとは思えない」
リュミエールはうなずき、レオンも了承した。
三人となった旅路の次なる目的地は、南の「エルザッド砂漠」。そこに眠る「砂の鍵」が、星の紋章を構成する四つ目の断片だ。
道中、ユリオはレオンに問う。
「お前はリュミエールをどう思っている?」
レオンは静かに答える。
「今はまだ、仲間だ。でも……彼女の笑顔が消えないように、戦いたいとは思ってる」
「……その覚悟、忘れるなよ」
ユリオは小さく笑った。
一行は、大地を焼く砂の国へと踏み出す。