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君は誰?
読んでいただきありがとうございます。
八木洋一は目の前にいる女性に向かって誰なのかと聞くと、彼女は
宇宙の女王の使いだと話す。
どうやら地球人の本質である争いの本能は我々が監督しないといけないのかと思っている節であった。
「それで私に何をやれと」
「音楽を作るのよ。貴方なら出来るでしょ。今は音楽の生成AIだってあるんだし」
使者が言うには地球上のコンテンツは枯渇しており、女王に認められる作品はないというのであった。
それならば、八木洋一が音楽でそれを作ればいいというのである。
「ちょっとばかり遅いグローバリズム経営よね。それで宇宙との平穏が訪れるとは思えないけれど」
使者が何を目的にしているのかわからなかったが、音楽の言葉を使ってそれ意思を皆に届けろというらしい。