ハプニング
プールに入ってから何度目かのチャイムが鳴った。
それを耳にして清輝は顔を上げる。
「そろそろ行かなくちゃ」
「そうだな。俺も上がるか」
本来の目的をすっかり忘れて、水遊びに夢中になってしまった。
今頃、一号は状況がわからなくて気を揉んでいるだろう。
早く連絡しないと。
……まぁ、伝えるべき内容は無に等しいけど。
「これ、ありがとう。おかげで楽しかったわ」
「持ってきた甲斐があったよ」
清輝が差し出す浮き輪を受け取って、一緒にプールサイドへ上がる。
そろそろ昼だし、周囲の生徒達も引き上げる支度を始めている者が多い。
俺は浮き輪の空気を抜きつつ、遅ればせながら情報収集を試みた。
「なぁ、清輝。最近、なんかおかしなことなかったか?」
「唐突ね。どうしてそんなことを聞くの?」
「ちょっと気になることがあって」
「そうね、おかしなことなら現在進行形で起きてるわ」
それは、もしかしたら。
わずかに緊張して身を固くする俺に、清輝は肩をすくめる。
「ぺーがプール開放日だからって学校に来て遊んでる。とても珍しいことだと思わない?」
「……それを言われると返す言葉はないけど」
「もしかして熱中症? 体調には気を配らないとダメよ」
「プールに来ただけでそこまで言うか」
「熱があるんじゃないの?」
「ないって。俺をなんだと思ってるんだ」
額に伸ばそうとする手を軽く払った。
やっぱり、こっちの清輝に変わった様子はなさそうだ。
そもそも、もしループしているって認識があるなら、のんびりプールで遊んでいるとは考えづらい。
いくら豪胆な清輝でも超常現象が起きれば動揺するのは一号が証明している。
……いや、態度は結構落ち着いていたような気もするが、状況を把握して、解決できるならしようとするはずだ。
「もう帰るの?」
「いや、その前にちょっと寄るところが……。図書室で自由研究の資料を探してみようと思ってる」
まさか「もう一人の清輝と相談がある」と言うわけにも行かないので、前回の記憶を頼りにもっともらしい理由をつけた。
「なら、その前に少し付き合ってくれない? もうちょっと時間を潰したいの」
「あぁ……」
迂闊なことを口走ってボロが出ないよう慎重に言葉を選びながら、俺は頷いた。
「なんか用事があるんだっけ。ちょっとならいいけど」
「ありがとう。じゃぁ、着替えたら生徒会室に集合でいい?」
「わかった」
当然ながら着替えが済むのは俺のほうが早い。
更衣室を後にして、一号に連絡する。
【待たせてごめん。今、プールから出た】
【なにかあったの?】
【なにも。二号と話したけど、向こうはループしてないみたい】
むぅ、と悩みを示すスタンプが返ってきた。
【この後、生徒会室で話すことになってる】
【チャンスね。しっかり生徒手帳を奪うのよ】
【わかってる。うまく行ったら連絡するよ】
【期待してるわ】
一号とのやりとりが済んだところで、別のメッセージが届いていることに気づく。
差出人名は、同じく清輝。
「……一号と二号は別のアカウントなのか」
そう言えば今回の件に関して二号とメッセージのやりとりをしたことはなかったっけ。
そのメッセージを開くと、先ほどプールで撮影した写真が添付されていた。
「家宝にしてもいいわよ」と添えられていたので、「魔除けくらいにはなりそうだ」と返しておく。
その返信とは裏腹、速攻で保存してプロテクトをかけてバックアップまで取った。
ちょっと残念なのは割と近距離からの撮影なので、顔を中心としたアップに近いことか。
胸がかなりの部分収まってるのはポイント高いけど、鮮やかな脚線美までは鑑賞できないのが惜しまれる。
それでも中学生活で五本の指に入るお宝画像であることは確かだ。
アプリを閉じると一号に授かった「魔法」のアイコンが目に入る。
これさえ使えば任務の達成は簡単だろう。
回数制限があるから何度も試すことはできなくて少し不安だけど、効果はさっき実際に確かめた。
「……本当に解決するのかな」
今さらではあるが、清輝が二人いる──それはどうやら、清輝がループしているせいらしい──という異常事態を、生徒手帳を取り上げるなんて、いたずらみたいな方法でどうにかできるのかちょっと疑わしい。
「案ずるより産むが易しとは言うけど、どうだかなぁ」
ぼやきつつも、俺は生徒会室へ向かって歩き出した。
清輝が来る前にお湯を沸かしてお茶の準備をしておく。
わざわざノックをし、返事を待って扉を開けたこの部屋の主に、ティーバッグの包みを示した。
「紅茶でいいか?」
「あら、準備をしててくれたのね。ありがとう、それでいいわ」
カップにお湯を注ぎながら、清輝の様子、具体的には胸ポケットがどうなっているかを確かめる。
ブラウスの白に透ける紺色。
今回はちゃんと生徒手帳が収まっているようだ。
よし、これなら問題ない。
あとはタイミングを見計らって魔法を使えば成功したも同然だ。
清輝は荷物を置いて席に着き、軽くため息をつく。
「ちょっとはしゃぎ過ぎたかも」
「あぁ、なんか盛り上がっちゃったよな」
全員が遊具を持ちこんでいたわけじゃなかったけど、先生が気を利かして倉庫を開けてくれたので、ビート板を借りることができた。
おかげで皆、流れるプール(人力)を堪能し、満足そうな顔をしていた。
なかでも一番楽しんでいたのは清輝だろう。
浮き輪に乗って流されながら自らも回転して、まるで遊園地のコーヒーカップみたいな動きをしていた。
俺もマネしてみたけど、清輝ほどはうまくできなかった。
それなりにコツみたいなものが必要らしい。
「学校のプールもなかなか楽しめたわね」
「人望のある会長が仕切ってくれたおかげだろ」
茶化す口調ながら少し本気の称賛も交えて返すと、清輝はおもむろに机に頬杖をついてポーズを取る。
「やっぱり? 私はこんな時にも輝いてしまうのね」
「本当、清輝って謙遜の二文字とは無縁だよな……」
ツッコミを入れつつカップを会長席まで運び、手近な椅子に腰を下ろして紅茶を一口、含んだ。
ごくありふれたダージリンのティーバッグが、なんだか高級茶葉のように感じられる。
……なんて言えるほど「高級茶葉」というものに接した機会はないんだけど。
「事実を否定するのはかえって嫌味でしょ」
「はいはい、事実事実」
素っ気ない口調で応えつつ、様子をうかがう。
清輝は鞄を手元に引き寄せた。
多分、昼食のサンドイッチを取り出そうとしているのだろう。
俺がなにか企んでいるなんて、夢にも思わないに違いない。
そう思うと少し罪悪感を覚える。
自分の昼食まで分けてくれようとしている清輝から、生徒手帳を奪おうとしているんだ。
まぁ、奪ったからどうしたと言われると、それほどひどいことをするわけでもないとも思えるけど、本人の意に反することをしようとしているのは間違いない。
とはいえ、千載一遇の好機なのも事実。
清輝が二人いるっていう異常事態を解決するための方法として現状、唯一示されているのが「生徒手帳を奪う」という手段だ。
根拠も原理も不明だけど、やってみないことには話が進まない。
他ならぬ清輝自身の頼みだというのが唯一の免罪符か。
解決したら、ちゃんと事情を説明し、謝ろう。
そう自分に言い聞かせて、俺は口のなかで呟いた。
「鳳華」
ぴたりと清輝の動きが止まった。
同時に周囲の物音も聞こえなくなる。
与えられた時間はたった十秒。
そして、時間の静止を確認した時点で、既に一秒や二秒は経過している。
躊躇っている余裕はない。
俺は立ち上がり、清輝に近づいて胸ポケットに手を伸ばした。
余計なところに触ってしまわないよう注意しつつ、生徒手帳を抜き取る。
あっさり、それは俺の手に収まった。
思わずため息が漏れる。
気負うほどのことではなかった。
それでこれをどうすればいいんだろう。
とりあえず一号に渡せばいいのか?
だったら、ひとまずポケットにでも隠しておいて、タイミングを見計らって生徒会室を出て、一号と合流しないと。
そんなことを考えているうちに、十秒が経過してしまったらしい。
沈黙が終わり、清輝が顔を上げる。
その瞬間だった。
突然、清輝が光ったように見えた。
いや、正確には光ったのは清輝自身ではなく、彼女が身につけている制服だった。
「えっ……!?」
まるで幻想的なイラストのように、清輝が光をまとった姿に見えたのは一瞬。
次の瞬間、光が泡のように弾け、残されたのは半裸の清輝だった。
透き通るような白い肌と滑らかな曲線を、レースの刺繍が施されたごく淡いピンク色のブラと、お揃いのショーツだけが覆っている。
俺は思わず息を呑んだ。
ついさっきまでプールで似たような格好を目にしていた。
むしろ露わになっている肌の面積で言えば今のほうが控え目なくらいかもしれない。
それでも、他人に見せることが前提の水着と、そうでない下着とでは、目にしたときの印象が全然違う。
水着ならどれほど大胆だろうと見ちゃダメなものではないし、多少は思ったことを口にしても許されるだろうけど、今はなにか言葉を発することすら躊躇われる。
「なっ……!? ちょっ、なにがどうなって……!?」
一瞬の茫然自失を経て、清輝は頬を赤らめ、両手で胸をかばった。
それで俺も我に返り、慌てて目を逸らす。
「ごっ、ごめん!」
普通に考えるなら俺のしたことと清輝の制服が消えたことに因果関係はないはずだ。
生徒手帳を取り上げただけで制服が消えるなら、日本全国あちらこちらで中学生がセミヌードになる事件が発生してなきゃおかしい。
でもこの場合、タイミング的にほぼ間違いなく、俺のせいだろう。
多分、一号からもらった魔法のアプリとやらにバグがあったんだと思う。
「こんなことになるなんて知らなくて! ごめん!」
きっと一号も知らなかったはずだ。
知っていたら、こんなものを使わせたりしないだろう。
清輝という人間の性格を考えたら、知っていて黙っていた可能性も否定しきれないのがなんだけど、人前であられもない姿をさらしてしまう事態は避けたいはずだ。
ナルシストではあっても露出狂ではないし。
もしかしたら、一号の失われた記憶のなかにこの副作用に関する知識はあったかもしれないが、それは確かめようもない。
「と、とりあえずこれ、返すよ」
顔を背けたまま、手だけを突き出して清輝の生徒手帳を差し出す。
「生徒手帳……?」
怪訝そうな声からして、心当たりがあるわけではなさそうだ。
まぁ、生徒手帳を取られたら制服が消える、なんて特殊な事情に心当たりがあるほうが不思議だけど。
と言うか、脱げるならまだしも消えるというのは、それだけでも十分超常現象に数えていい。
その点から考えても、このハプニングは例の魔法に関係していると見て間違いない。
「……あなた、なにかしたの?」
「……したかしないかで言えば、した。でも、生徒手帳を取っただけだよ。制服のことについては誓って知らなかったし、知ってたらしなかった」
「…………」
黙らないで! 頼むから! 黙られるのが一番怖い!
とにかく沈黙を避けようと、俺は言い訳を並べる。
「ごめん、本当に。なんでこんなことになったのか、俺にもさっぱりわからないよ。でも、清輝に迷惑をかけるつもりはなくて、今もすごいびっくりしちゃって……」
清輝は無言のまま、生徒手帳を取り返した。
一号には怒られるかもしれないけど、さすがにこんなことが起きちゃった以上、とりあえず謝らなきゃいけないし、生徒手帳だって返すしかない。
「え……?」
戸惑ったような清輝の声と共に、視界の端で光の明滅をとらえたような気がする。
「ど、どうしたんだ……?」
「……こっち見てもいいわよ」
「え、でも、服が……」
「いいから見なさい」
恐る恐る振り向くと、清輝は見慣れた制服姿だった。
思わずポカンと口が開く。
「あれ……? 今、制服……」
清輝は、それはそれは渋い表情で頷いた。
「そうなの。生徒手帳を受け取った瞬間、身体が光って、服が元に戻ったのよ」
「……実は清輝には、変身して悪と戦う魔法少女だという裏設定が……?」
「ないわ、そんなもの」
「だって、今……着てなかったよな?」
そう確認すると清輝は殺意すら感じさせる眼光で俺を睨む。
「忘れなさい。見たもの全部、忘れなさい」
「いや、無理だよ。あんなの見せられて忘れられるわけが……」
「無理でも忘れなさい。いいわね?」
「……はい」
絶対に忘れられるわけがないけど、頷かないと話が進まない。
清輝は手にした生徒手帳をしげしげと眺める。
「これを取ったら、あんなことが起きたの?」
「……と思う。原理とかよくわからないけど、取った次の瞬間、清輝が光って……」
「忘れろと言ったはずよ」
じろり。
「思い出させたのは清輝だろ!」
「……思い出すときは脳内で私にモザイクをかけなさい」
「それ、かえっていかがわしい気が……」
控え目に異議を唱えると、冷ややかな視線が飛んできた。
「なんなら今すぐ110番してもいいのよ?」
「ごめんなさい! すみません! 申し訳ございません!」
俺はその場でテーブルに手をつき、謝罪の言葉と共に三度、頭を下げた。
「自分の立場がわかったようね。それじゃ、私の質問に答えて」
「俺に答えられる範囲でなら」
頷いて、でもつい余計なツッコミを入れてしまう。
「……でもさ、警察を呼んで、なんて言うつもりなんだ? 俺のせいで制服が消えましたって説明しても、信じてもらえないだろ」
「だから、私を裸に剥いても構わないというわけね?」
「違うって! ただ、俺も妙なことに巻きこまれて困ってるんだよ。決して悪気はない、それはわかってくれ。頼む」
「言われるまでもないわよ。あなたにとっても想定外だったんだろうなと想像はつくわ」
清輝は軽くため息をつくと、改めて俺を見据えた。
「それで? どうしてあんなことをしたの?」
「……繰り返しになるけど、制服が消えるなんて知らなかったんだ。俺はただ生徒手帳を取れって言われただけで……」
「言われた? 誰に?」
「それは、その……」
一瞬の逡巡。
一号の存在は伏せるようにと言われている。
だけど、この状況で変にごまかそうとするのは逆効果だ。
信じてもらえるかどうかはともかく、真実をありのままに話すしかないだろう。
ちらりと、魔法のアプリのことが意識の片隅をかすめた。
あと一回、使用回数が残っている。
それを使えば、この場を逃げ出して一号と合流することは十分可能だ。
でもそれは清輝に対する裏切りだ。
意図してのことじゃないとはいえ、既に十分以上に非礼を働いた。この上、信頼を損ねる振る舞いを重ねるのはイヤだ。
「……信じられない話だと思うけど、とりあえず聞いてくれるか?」
「あんな魔法を見せられちゃ、なにを言われても頭ごなしに否定することはできないわ。それで? 実はあなたは魔法使いだったという告白でも聞かせてもらえるの?」
「俺じゃない。魔法使いは清輝だ」
そう切り出すと、清輝は形の良い眉をひそめた。
時折、補足を求められたりはしたけど、基本的に清輝は黙って俺の説明を聞いていた。
しかも、被告の立場の俺に、ちゃんとサンドイッチを分けてくれて。
当分、清輝には頭が上がりそうもない。
「ループ……。そんなことが本当にあるの?」
「わからない。起こってるみたいだ、としか言えないよ」
「……失礼なことを言うようだけど、あなたが病気だという可能性は?」
「それもある。って言うか、それで結論が出るなら話はごく常識的な範囲で収まるとさえ思ってる。でも、俺がなんか病気にかかってたとして、そのせいで清輝の制服が消えたりするかって言うと……」
「そうなのよね」
頷いて、清輝は生徒手帳を差し出す。
「もう一度、取ってみて」
「……また脱げちゃうかもしれないぞ」
「こっちを見ないようにすればいいでしょ」
「じゃぁ……」
俺は顔を横に向けて、生徒手帳を取った。
だけど、今度はなにも起きない。
「うーん……。さっきのが夢だったとは思えないんだけど……」
「もう一人の清輝が言うには、本人の了承を得た状態で、生徒手帳だけ受け取ってもダメらしい。本人の意志によらず、所有権が別人に移っている必要がある……とか」
その説明に清輝は顔をしかめる。
ちょっとややこしい内容なのは確かだろう。
「なにそれ。どういう理屈なの?」
「さぁ。魔法使いの言うことは一般人には理解できないよ」
「……とにかく、その、もう一人の私とやらに会ってみるしかないわね。どこにいるの?」
「多分、どこか目の届く範囲にいると思う。連絡、取ってみようか?」
「そうしたいのは山々だけど……」
清輝はちらりと壁にかかった時計に目をやる。
「先生との約束があるんだっけ」
「……知ってるの?」
「ループする前に聞いた。進路のことで相談に来た……って」
「具体的な内容は?」
「ざっくりとなら。と言うか清輝自身、まだ『帰国する』って大まかな方向性だけ決めたって話だったけど」
そう、と頷いた清輝の表情はどこか吹っ切れたようにも見えた。
「とりあえず、キャンセルね。いつどこで服が脱げてしまうかわからない特異体質をどうにかしないことには、卒業後の進路なんて考えても無駄だわ」
「……ごめん」
「謝ることはないでしょ。あなたも巻きこまれたようなものだし。諸悪の根源はもう一人の私の可能性が濃厚よ」
「いや、向こうは向こうで不慮の事態って感じだし、責任を問うのもどうかと……」
「理由はどうあれ、恥ずかしい姿をぺーの目にさらしてしまった報いは、きちんと受けてもらうわ」
「プールであれだけ見せつけておいて?」
ちらりと清輝の表情に恥じらいの色が閃く。
「水着と下着を一緒にしないで」
「理屈としてはそうだけど、物理的には大差ないような」
「デリカシーのないことを言うとモテないわよ」
「どうせモテないんだから、なにを言っても同じことだよ」
「諦めるのはまだ早いわ。蓼食う虫も好き好きって言うじゃない」
「フォローになってないぞ、それ」
俺の抗議には取り合わず、清輝はスマホを取り出した。
先生に連絡を取るんだろう。
こっちも一号を呼び出すため、それにならう。
失敗の報告をすることになるのは残念だけど、魔法のアプリの不具合の件については、こちらとしても言い分がある。
まぁ、俺としてはいいものを見せてもらってラッキーという側面もあるけど、これほど重大な副作用を「知らなかった」じゃ済まされない。
もし図書室で生徒手帳の奪取に成功していたら、どんな騒ぎになったことやら。
メッセージを送るためアプリを開くと、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。
キーンコーンカーンコーン。
その音色を耳にして、清輝は頷いた。
「ちょうど時間ね」
キーンコーンカーンコーン。