農民上がりと馬鹿にされた私ですが、甘党皇子が果樹園を気に入って離れないので、それどころではありません。
広大な農地に、規則正しくずらりと並ぶ木々。
枝には『私を早く食べて!』と言わんばかりに、淡く色づいた白い桃がたくさん生っている――――が、本当にもいで食べるやつがあるか! と怒りたい。
相手は皇子殿下だけども、怒りたい。
それは、市場に出す分ですよ、金を払え! と……。
「んまい」
「………………それはようございました」
なぜ我が家の果樹園に皇子がいるのかというと、話は……そんなに長くない。
父が爵位を賜った。皇子が視察に来た。それだけ――――のはずだった。
皇都外れの山間でむかしむかしの昔から、果樹園を営んできた我が家。
品質改良を繰り返し、それぞれの果実に合うであろう味の追求をしていたら、いつの間にか皇室御用達になっていた。
そして三カ月ほど前に、今代の皇帝から男爵を叙爵された。
父は、何代もの家族の頑張りが評価されたのだと大喜び。でも、私は戦々恐々としていた。
なぜって、男爵令嬢たるものになってしまったのだから。
ドレスとか夜会とか舞踏会とか、憧れてはいた。ダンスの練習とかしてみるくらいには。だがしかし、本当に令嬢たる立場になってしまうのは違うというか、キャパ超えというか……。
「来月、第二皇子殿下が視察に来てくださるそうだよ」
「へぇー。わざわざ? こんな山間に? 大変ねぇ」
「ジュリちゃん、その……皇子殿下の前では、丁寧な言葉で……」
「わかってるってば。もう、面倒だなぁ」
父がオロオロとしているが、私はやる時はちゃんとやる。心配し過ぎなんだよね。……ってことで迎えた第二皇子殿下は、燦々と照る太陽のような髪と、青空のような瞳の、見た目も存在も眩しい人だった。
父と一緒に果樹園を案内しつつ、新品種の味見をしますかと聞くと、晴れやかな笑顔で頷かれた。
このときの……このときまでの、印象はとても良かった。
「ん……すごくみずみずしい。皮ごと食べられるのか」
最近品種改良に成功した種なしマスカットは、とても皮が薄く、そのまま食べられるのが売りだ。もう一段、甘さなどの改良をするか悩みどころだが、いまはこれで市場へ出してみようとなっている。
マスカットが気に入ったらしい殿下は、説明を聞きつつ、ぺろりと一房食べてしまった。
「向こうの方では違う果物を育てているようだな」
「あちらはバター・ペアです。少し歩きますがよろしいでしょうか?」
「バター・ペア? 聞いたことがないな。構わん、向かおう」
皇子殿下と父とともに歩きながら、我が領で育てている果物の話をした。殿下はとても興味津々といった様子で父に色々と聞きつつ、二房目のマスカットを食べ終えていた。
「このゴツゴツとしていて緑色の実が、バター・ペア……ん? なんの匂いもしないな?」
「こちらは、ここ数年開発に力をいれている果物でございます」
今までは、固いし味も殆どない、食べられたものではない、と見向きもされていなかったもので、追熟させて食べるものだと分かり、改良に取り組んでいる果実だと説明した。
「ということは、今は食べられないのか……」
空色の瞳を細め、寂しそうな顔をした皇子殿下。
雰囲気に騙されそうだが、言っている内容は『食べたかった』だ。マスカットを二房も食べたのに、まだ入るのか。
「こちらの品種はあと二週間ほどで収穫の時期ですが、屋敷の方に追熟させている別のバター・ペアがありますので」
「む、楽しみにしているぞ」
「はい! 生はもちろんですが、娘の作ったコンポートもなかなかのものですよ」
「ほほう」
――――なんてことを言うんだ!
自分たちの仕事に興味を持ってもらえたことで、気分が高揚していたのであろう父が、つるりと余計な口を滑らせていた。
屋敷に戻ったら新たな果物が食べられると知った皇子殿下の目が、ギラリと光ったような気がした。
今はちょうど様々な果物が実を結ぶ時期で、山肌や山間の扇状地など、かなり広い範囲で収穫に向けた作業を行っている。皇子殿下はそれらを興味深そうに視察しつつ、その場で食べられる果物は全て食べていた。
「これがさっきの!?」
追熟をさせたバター・ペアは、辺りに香りを撒き散らす、と言っていいほどに芳醇だ。
木に生っているときは青くカチカチで食べられるようなものではないといった印象だが、収穫して追熟させると少しくすんだ黄緑と茶色の間のような、なんとも言い難い色になる。そして、驚くほど柔らかくなる。
桃ともまた違う柔らかさで、何をにも例え難い。食べてみて! と言うしかない。
「剥いて差し上げなさい」
「はい」
ダイニングテーブルに一人で座っている皇子殿下。後ろには護衛の騎士様がずらり。
そんな彼らの目の前でバター・ペアを剥かさせられた。
切り分けてお皿に並べて殿下に渡したところで、ふと思った。目の前で素手で触ったものを、皇子殿下という立場の人が食べていいのだろうかと。
もちろん手は洗っているし、毒物も混入などしていない。だけど、それを疑い、気を付けながら生きねばならない立場の人だ。
「ほぅ、皮を剥くと歪なりんごのようだが、凄く柔らかいな? 匂いも全く違う。ん? む! これは………………凄い」
――――あ、食べるのね?
なんの迷いもなくバター・ペアにフォークを刺して、勢いよく口に運んでいた。そして、一時停止。
どうしたのかと首を傾げて眺めていると、物凄い勢いで黙々と食べ始めた。そして、おかわり、と。
「ほらほらジュリ、次のを剥いて差し上げて!」
「……はい」
父よ……褒められ、認められたのが嬉しいのはわかる。だがしかしそこに座っている皇子殿下は、マスカットを二房と、普通に市場に出回っているぶどうや桃、すもも、さくらんぼなども食べまくっていた。
まだ入るのか! という驚きはないのだろうか?
「これは違う品種と言ったな? あれはまた味が違うのか?」
「そうですなぁ……人によっては大差ないと言うかもしれませんが、私どもにすれば風味や食感が格段に上だとは」
「君もそう思うかい?」
「えっ!? ぃったぁ!」
急に話しかけられて、ビクリとしてしまったせいで、ナイフが少しズレてしまった。左手の親指に薄っすらと赤い筋。
「大丈夫か!?」
ガタリと立ち上がった皇子殿下が駆け寄って来て、懐から出したハンカチで少し血の滲んだ親指を押さえてくれた。が、死ぬほど高そうなシルクのハンカチが血で汚れてしまったことへの恐怖しか感じない。弁償できる気がしない。
色々な感情をどうにかぐっと飲み込み、震える声で「ありがとうございます」と伝えた。
果物からはすぐに手を放したので血液は付いていないものの、流石にこれを出すわけにはいかないだろうな、と思ってお皿を下げようとした。
お皿をがしりと掴んだのは、思ったよりも大きく節ばった殿下の手。いや渡さんぞ、と軽く引っ張ったものの奪い取られてしまった。
「美味い」
文句を言う間もなく、ナイフも奪われた。そして皇子殿下は、ある程度剥き終えていたバター・ペアを勝手に剥いてカットして食べてしまった。
――――自分でできるんかい!
その後、皇子殿下は父と何やらビジネスの話をして、馬車に大量の果物を積み、帰っていった。
「え……」
「しばらく世話になる」
「え?」
皇子殿下の視察の二週間後、朝起きて目をこすりながらダイニングに行ったら、皇子殿下がニコニコして朝食を食べていた。
「殿下、おかわりはいります?」
「ん、グレープフルーツをカットしてくれ」
「はいはーい」
母よ、何を楽しそうに仕えているんだ。いや、傅くべき相手ではあるけども。
どういうことだと父を睨むと、私に怒られそうで言えなかったとかのたまっていた。
そういえば最近、日中の農作業中になると、作業員っぽい人物たちが頻繁に家に入っているなと遠目に思っていた。爵位を賜って、報奨金も頂いたので、それで屋敷の修繕をしていると聞いていたけれど、もしや――――?
「さっ、私は桃の様子をみてくるかなっ!」
「……ふぅん? じゃあ私もついていくわね」
「ジュ、ジュリちゃんは、バター・ペアの追熟を確認してきてっ!」
「……ふぅぅぅん?」
――――逃げたな。
そんなこんなで、まさかの三カ月が経ち、未だに皇子殿下は我が家にいる。毎食フルーツを大量に堪能している。なぜ太らないんだ。
スラリと伸びた手足に、鍛えられた体。
基本的には座って、父よりもこの家の主人風で書類仕事をしている。が、よくサボってもいると思う。
「ここにいたか」
終わりを迎えているぶどう園で、冬を迎える準備をしていたら、皇子殿下が防寒着をしっかりと着込んで現れた。
「鼻が真っ赤じゃないか」
自身のマフラー外し私の首に巻いてくれた。
「ありがとうございま……」
お礼をいう頃には、すでにぶどうを勝手に食べていた。自由が過ぎる。
殿下はふらりと現れては果樹園の果物たちを勝手に食べている。父が許しているので突っ込まないが、本当に自由が過ぎる。
「終わりのぶどうは少し甘すぎるな。ほら」
「んっ……ふぁい。ジュースにすると……んっ。いいかもですね」
「飲む!」
「はいはい。何房か持って帰りましょう、むぐっ……もうっ! どんどんと勝手に口に入れないでくださいっ!」
「んはははは!」
話しているのに、皇子殿下はもぐもぐ食べ続けるし、人の口にも入れてくる。果物が好きなのはわかるが、邪魔しないでほしい。
木箱半分くらいにぶどうを入れて、よいしょと持ち上げようとしたら、殿下が木箱を持ってくれた。
「私がいるだろう?」
「偉い人に持たせられませんよ」
「偉いとか偉くないとかは関係ないだろう」
皇子殿下がニカッと笑いながら「男は顎で使え」と言った。その笑顔は真夏の太陽みたいで、ドキリとした。
こうやって果樹園で摘み食いしたり、作業の手伝いをしてくれたあとは、並んで歩きながらお喋りをするのが定番になっている。
他愛もない話から、どのくだものをどんなふうにしたら市場の希望に沿うのかなどのビジネス的な話まで。
正直、殿下と過ごすのがけっこう楽しく思えている。
「そういえば、再来月の新年会はデビュタントとして参加するそうだな?」
「はい」
父から一生の思い出になるよ、少女たちの憧れだろう? と言われて、確かにそうだなとは思った。
デビュタントは綺麗な白いドレスを着て、皇族の方とダンスができ、言祝ぎを賜れる。
一夜限り、特別なお姫様のように扱ってもらえるのだ。
それに、我が家が作っている果物をアピール出来る。友だち作りというよりは、そこから巡って親御さんたちとの契約まで持ち込みたい。
「私も一緒に行く」
「一緒に? 一度帰らないんですか?」
帝城で何かある時には、殿下は渋々といった様子で数日帰っている。そして戻ってきて直ぐにあれが食べたい、これが食べたい、あの菓子を作れ、とねだってくる。お菓子作りは好きだからいいけども。
帰って準備はしなくて良いのだろうか?
一緒に出て帰って来たほうが、わがままで付きまとわれる確率は少ないかもとか、かなり失礼なことを考えていた。
デビュタントボールの日、ドレスを着て、母にヘアセットを頼んだら、皇子殿下が帝城でしてくれるって言ってたわよ? と言われたが、私は聞いていないぞ。
日に焼けて赤茶けた髪をいつものようにひとまとめに結んで帝城に向かうことになった。
馬車に揺られること四時間。お尻が痛い。
「あれ? お城はあっちじゃ?」
お城の手前で馬車が曲がってしまったので、聞いてみると、予想外の返事をされた。
「ん? ああ、私の屋敷でヘアセットをするぞ」
――――屋敷、持ってたんかい!
色々と突っ込みたいが、ぐっと我慢。
ヘアセットは流石にしたい。日に焼けた髪は割とパサ付いてるから、まとめ髪にして誤魔化したいのだ。
「おかえりなさいませ。ささっ、準備しますわよ」
執事さんや侍女さんたちに迎えられつつ、私はヘアセットに。殿下は着替えに向かった。
「えっ? これも?」
「はい。カイル様からのご指示です」
――――カイルって誰だ?
話を聞いていると第二皇子殿下のことらしい。あの人、そんな名前だったのか。
あまりにも私がキョトンとしていたせいか、侍女さんがどうしたのかと聞いてきたので、名前をいま初めて認識したと伝えた。皇子の名前なんだから、たぶん聞いたことはあったものの、殿下と繋がっていなかった。
「あらあら。前途多難ね……」
なぜか侍女さんは苦笑いしていたが、髪の毛は綺麗にまとめてくれたし、皇子殿下の指示だという綺麗な水色の宝石の耳飾りやネックレスもつけてくれ、お化粧までしてくれた。
「おわぁ、別人みたい」
「お美しいですよ。デビュタントボール、楽しまれてきてくだいませ」
「ありがとうございます」
準備が終わったところで、着替えを済ませたらしい皇子殿下が部屋に入ってきた。
いつもは白シャツにベストとズボンという楽な格好だが、皇子の盛装はなかなかにきらびやかでいて、殿下の雰囲気ととても良く合っていた。
「さぁ、行こうか」
「はい」
差し伸べられた右手に左手を重ね、馬車に向かった。
帝城のボールルームはとても賑わっているようだった。
帝族は参加者が揃った後に、高位の者から入場していくらしい。
皇帝夫妻、第一皇子夫妻、第二皇子と私たち…………っておかしくない? なんで私までここにいるの?
皇帝陛下にドギマギしながら挨拶し、息子が迷惑をかけてすまないな、と至極真っ当な謝罪をされ、あたふたしたりと、息の根が止まりそうだった。
ファンファーレとともに白目になりながら赤絨毯の上を歩いた。皇子殿下がときおり耳元で話しかけてきているが、ファンファーレでよく聞き取れない。
「え? なんて?」
「ふふっ。ん、可愛い」
「は?」
丁度音楽の切れ目でそれだけ聞き取れた。
皇子殿下は直ぐに可愛いとか綺麗とか美味しいとか言うので、こういうのはスルーでいいと思っている。
陛下の前でデビュタントの挨拶をする時間になった。爵位順での挨拶なので、私は一番最後だった。
玉座にゆったりと座っている陛下に、緊張しつつカーテシーをして挨拶をすると、実家の功績や毎日の作業のことを褒められた。こういうのは、とても嬉しい。
挨拶が終わり、皇子殿下にエスコートされながらダンスに向かった。相手は当たり前のように第二皇子殿下らしい。
「そういえば踊れるのか?」
「今更聞きます? たぶん出来るとは思います」
昔お姫様の絵本とかに憧れてダンスの真似事をやっていた…………木と。教本片手にそこそこ本気でやっていたから、わりと踊れると思う。
誰にも話せないし、話さないけども。
「大丈夫だ、デビュタントにはスローな曲を用意されている」
「はい」
ゆっくりと足を踏み出して、音楽の波に乗る。
あぁ、人と踊るというのはこういうことなのか、と驚いた。身体を支えてもらえて、次に行く方向を示されて、歩幅も合わせてもらえて……リードしてもらえるのってとても踊りやすい。
「ん、動きは硬いが予想より上手いな。次は――――」
少し難しい振り付けを出来るか聞かれ頷くと、皇子殿下がクスリと笑いながらリードしてくれる。ダンスって、楽しい!
「ハァ……楽しかったです」
「なんだ? もう辞めるのか?」
「え、でも、続けて二曲はルール違反――――」
話している内に次の曲がはじまってしまい、殿下に無理矢理ホールドされ、ダンスを再開されてしまった。
「……恋人同士は許される」
「違いますけど?」
「噂になっているから、丁度いいだろう」
いやまて。なんの噂だ。聞いたこともないんですけど?
「そのうち分かるさ」
「いや、説明」
「素が出ているぞ?」
「あっ」
殿下は凄く凄く楽しそうだけど、私は楽しくない。噂ってなんなの!?
なんだかんだと三曲目まで踊らされ、疲れ果ててもう無理だと言うと、やっと開放された。
皇子殿下が誰かと話している隙に給仕を捕まえてワインをもらい、壁際でゆっくりと喉を潤していると、近くに来たご令嬢たちが口元に扇を当ててこっちを見ていた。
果物たちを売り込むチャンスかと思ったけど、なんだかそんな雰囲気じゃなかった。
「新進気鋭の男爵家のご令嬢と聞きましたが、ただの農民上がりなのね」
「恥ずかしげもなくカイル様を独占して。ルールなど何も知らないのでしょうね。農民上がりの野生児は」
「カイル様がおいたわしいわぁ」
――――カイル様? あぁ、殿下ね。
ご令嬢たちって、こんなに分かりやすく嫌味を言ってくるのね。これは交渉どころじゃないかも。
皇子殿下がそのうち分かると言ったのはこれね。てか、これ、殿下のせいよね?
「ここにいたか。人が話している間に消えるな」
「このワイン美味しいですね。どこのですか?」
「話を聞け。後で調べておいてやる」
ガシッと腕を掴まれて、引きずるようにしてご令嬢たちから離された。そして連れて行かれたのは皇帝陛下の前。さっきも話したじゃんと思ったものの、流石に嫌な顔は出来ずニコリと微笑んでカーテシー。
「息子が本当に迷惑をかけているな」
「は……いえ、光栄なことです」
危うく『はい』と言いかけた。
「息子は昔から甘い果物に目がなくてなぁ。特にハーディングのものは酸味と甘味が素晴らしいほどに調和が取れているとな」
「父上っ!」
いつもは飄々としている皇子殿下が慌てている。ちょっと見ていて面白い。
「それにこういった騒がしい空気が合わないらしくてな。もうしばらくハーディング領にいたいとのことだが、構わないかな?」
いや、皇帝にそう言われたらそれはもう命令じゃん? となった私は悪くないと思う。皇帝陛下に顔に出ていると笑われてしまった。
「邪魔になったら、追い返して構わん」
「え、はいっ!」
「ふははは! カイル、いい報告を期待しているぞ」
「チッ」
何の話か分からないけれど、とりあえず、皇子殿下が邪魔になったら追い返していいという言質が取れた。
「家――領に帰るぞ!」
「はいはい」
皇子殿下に手をグイッと引かれて、皇帝陛下にろくに挨拶もできないままに立ち去ってしまった。いいんだろうか? まぁ、殿下が舌打ちしても怒らなかったし、いいのかも?
ボールルームを退室する間際に、また『農民上がりの――』と揶揄する声が聞こえてきたが、それどころではない。
この甘党皇子、何か対策を取らないとずっと果樹園に居座る気がする。
「…………てか、あそこは私の家ですが、殿下の家じゃなくないですか?」
「だから言い直しただろうが。本当に伝わってないな!」
「何がですか?」
「いい。覚悟しとけよ」
よくは分からないけれど、やはり皇子殿下は我が家に居座り続けるらしい。
―― fin ――
先ほど間違えて長編で投稿してしまっていました。
ポンコツ極まれり…………_(꒪ཀ꒪」∠)_
この作品は、言語化の鬼芋こと『えくぼ』さん(https://mypage.syosetu.com/mypage/novellist/userid/407013/)にタイトルをいただいて、ノリと勢いと愛でぶぁぁぁぁと書いたものになりますです。
芋てんてーありあとぉ。
芋てんてーは、言語化の鬼でありましてね、長編もすんごいんですが、短編が恐ろしく綺麗にまとめられてて読みやすいので、ぜひぜひ!
あ、ブクマとか評価していただけると笛路が小躍りして喜びますヽ(=´▽`=)ノ♪