朱い月登りて血が流るる
「まさか、まさかな。」
─────「吾輩、一人にされるとは世も末よ。」
「全く、全くだ。有り得ない。」
「吾輩、頑張ります!」
向かって来る。
瞬発力を駆使して当たり前のように避けに来る。
先ず、シアンの銃口を観て観察して避ける。次に、安西君の『設置型爆裂』も『分岐』で回避していく。
『機械仕掛けの銃撃』も紙一重で無駄のない所作で回避していく。
流石だ。だがこれはどうだ。
『異次元の床!!』
「舐めるなッ!」地に着地する前に身体を捩って回避。
シアンがこのチャンスを逃す筈は無い!
『無限射撃。』
遂に、ガブリエルに弾丸が当たる。
「これはッ!絶対不可避の攻撃ッ!!一体、何故?貴殿如きが...」ガクッ
「やった!勝った!勝ったよ!これでヒキニートが真人間に変身するよ!」
「僕らの勝ちだ。」
Your are winner!の文字が目の前に浮び上がる。
「嫌だぁああああぁあぁァァァ!お外は嫌だぁああ!」
神宮寺は、泣き崩れた。
僕は勝ち抜いた。これで神宮寺君を会議に参加させられる。
因みに景品はパソコンと見た事ない二丁拳銃だった。
家に帰宅し、今迄のが夢みたいに感じている。明日は、藍沢さんと西園寺先輩に合わなければならない。もう寝よう。
おやすみなさい