プロローグ
本質を見失うな、それはあなたの魂であり、
一個人の象徴に他ならない───────。
ある日、夢を見た───────。
其れはある放課後の事。
こことは全く違う似ても似つかない世界で誰かと旅をする夢。
そこでは、大量の兵士と仲間が戦っていて、圧倒的戦力差で蹂躙していく夢。断片的ではあるが、敵は僕たちを目の仇にしていて、泣きながら血を流し倒れていく。僕たちは何をしたのだろう?なんの為に戦ってるんだろう?
「大丈夫。私達は正しい。」
「この戦いが終われば、全て分かる。だから、君は僕の全てでいい。僕だけを信じて。」
「僕は君に何かした...若しくは何か出来ただろうか?」
「いや?君は特に何もしてないよ。君は僕に勇気と次に何をするべきか、それを教えてくれた。只、それだけだよ。本当にありがとう。君はこの世界で唯一尊敬に値する人間だよ。」
「そんなこと言われても、何も覚えてないっていうか...。」
「大丈夫。今は過去で君は現代と過去が夢という媒体で繋がってるだけ、思い出すして、そして死なないでね、約束だよ。」
「ああ、約束だ。」
そして、物語は終わりを目指す───────。