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エリカ:駆けていくふたり



風の吹き荒ぶイングランドの丘を

秋から冬に彩る花がある

エリカ?

ヘザー?

呼び方はどっちでもいい


薄い赤紫に丘が染まる

駆け巡る幼い男女


まだ恋の意味さえ知らず

ただお互いを欲している

そんないとけないふたりは

丘の上をひたすら駆けて遊ぶ


ふたりの間にあるものは

冷たくなった秋の風だけ

それも見つめ合ってれば何ともない


エリカはとってもちっちゃな木

踏んづけたって枝がしなるだけ

鈴の形の花は萎れたりしない


手を繋いでいれば……

エリカを持って駆けいくふたり

どこまでも駆けていけるふたり



挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 幼い恋、憧れ、強い絆。 なのに切なさが募ってくる詩なのは、エリカの花言葉がそうさせるのでしょうか。 香月なるみ様、いつも美しい詩をありがとうございます。 [一言] 嵐が丘と聞くと…
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