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1話 始まりは暗闇から
ふと、目を覚ました。
真っ暗な場所にまだ慣れない目を凝らして辺りを見回す。
「どこだろう…?」
暗闇に気を取られていると突然何かが腐ったような臭いがし、
困惑しつつ顔をしかめた瞬間
背後の暗闇から声がした。
『地獄に行きたいか?』
ハッとして振り向いた先には闇の中に光る、眼。
「うわあっ!!」
慌てて飛び上がるも闇の中光る眼以外に何も無く、反対側へ駆け出そうとした時
天から眩い光が差してきた。
光の主は尋ねた。
『天国に行きたいか?』
…自分の置かれた状況も何も掴めない現状でもこの選択肢からするになんとなくわかる。
私は死んだのだ。
小説を書くことは初めてですが、夢で見た設定が面白かったので
物語風にしてその世界観を伝えたく書き始めました。
更新頻度はまばらですが、ある程度の時間で書き進められたらと思います。
宜しくお願い致します。