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第六話 三人寄れば避けられぬ地雷




第六話


ヒ「千羽世って、頭良いの?」


千「うーん、一応、学校のテストだと

  百点以外は取ったことないかなぁ……」


ヒ「すごいね……」


千「まぁ、予め教えられていることぐらいしか

  出ないし」


忍「……、良いよね……。頭がいいって……」


ヒ「えーっと、忍羽は?」


忍「このテンションで察して……」


ヒ「あ、うん」


千「……まぁ、晶柳は桁違いなんだけどね」


忍「あはは……」


ヒ「そんなに?」





忍「お兄ちゃん、どこかの大学の過去問で

  百点取ってたし」


千「晶柳は……、もう、

  学校の授業で教えてもらえるようなことは

  ないんじゃない……?」


ヒ「私には、想像が着かないや……」




忍「私なんてさ、参考書を買って

  勉強してるんだよ。なのにさ、お兄ちゃんは、」


千「あはは……、しのも大変だねー……」


ヒ「どこでも、兄弟差別はあるんだね……」


忍「いや、そんなことを

  言われる感じじゃないけど。

  むしろ、みんな優しいし。


  それは置いといて、お兄ちゃん、

  何て言ったか解る?」




ヒ「『脳みその代わりに時限爆弾でも

   詰まっているの』とか?」

忍「お兄ちゃんにそれ言われたら、死ねる……」




千「『まぁ、忍羽はバカだから。

   あ、ごめんつい本音が。

   でも、努力すればできる……のかな』」


忍「どこまでが予想で、

  どこまでがあなたの言葉なのって言いたいけど、

   お兄ちゃんなら、

  一字一句同じ ことを言いかねない……」




ヒ「『教科書なんて、見る価値もない』?」


忍「……、あまり言いたくはないけど、そっち方面かなぁ」




千「『忍羽なんて、見る価値もない』じゃない?」


忍「もう、やめて……。想像もしたくない……」


千「うん……。言った私も、寒気を感じた……」






ヒ「『千羽世なんて、覚える価値もない』?」















千「……」













忍「うわぁ……

 (ヒカリって、

  地雷を踏むのが上手いなぁ……)」


千「……、ヒカリ?」


ヒ「な、なに? なんか、怖いんだけど?」



千「今から、あなたを殺す」


ヒ「え⁉ 何で⁉」




忍「まぁ、受け入れることを勧めるとしか言えないね……」


ヒ「受け入れたら死んじゃうよ⁉」


忍「そうなった方が、幸せかもよ……」


ヒ「なんで……?」


忍「まぁ、そのくらいのことをされる

  とだけ言っとく」




千「じゃあ、まずは逃げられないように足からだね」


ヒ「なんか残酷⁉」





忍「まぁ、ゾンビゲームで

  わざわざ足を撃ってから、

  眉間に弾丸をぶち込むような人だし……」









 三十分後









千「ふぅ、スッキリした」


ヒ「い、生きてる……?」




忍「……何をされたかは、聞かないよ。

  っていうか聞きたくない」








千「えっと、『教科書なんて覚える必要もない』?」


忍「つ、続けるんだ……?」




千「は?」


忍「いや、何でもないです」




千「うーん、解んない……」


忍「(なんか、

   早く正解を出した方が

   良い気がする……)   

   ……、もう正解を言っていい?」


千「もうちょっと考えたい」




忍「……、コレ以上続けると、皆が損をすると思う……」


千「それは、ヒカリのこと? それとも私のこと?」




忍「お兄ちゃんの寝顔の写真をあげるから、 

  冷静になって……?」


千「何種類?」


忍「……、十種類」


千「じゃあ、各百枚くらいで」


忍「千枚⁉ さすが千羽世……。欲に純粋だ……。

  なんか、逆にスゴイ……」





千「で、答えは……?」


忍「『教科書なんて、表紙を見れば十分』」


千「へぇー」






忍「なんか、色々と損した気分……」




 








ヒ「……死ぬかと、思った…………」


忍「沈黙は金だよ」


千「まぁ、イジりやすいキャラだよね。

  正確な場所へ無意識に爆弾を投下する天災」


忍「あそこまでクリティカルだと、

  天然な天才かも」


ヒ「まさか、首を……(ガクッ)」


忍(『首を』からどう繋げても、怖い……)


千「まぁ、赤子の手を『捻る』ように……」


忍「『捻る』を強調しないでもらえる……?」


ヒ「……」











            完





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