心唱ノ霊魔 第一話 『晶柳について』
おはようございます。
言ノ葉 寿詩です。
家のクーラーが壊れました。
夏休み中でなかったのが救いです。
あと、思イノ音色は更新できるのかなぁ…。
第一話
ヒ「はーい。インタビュアーのヒカリです」
ヒ「今回は、涼風家の桃色長髪親子の、晶柳のお母さん、晶柳の愚妹さんがゲストとなります」
思「はい、涼風思音です」
忍「同じく忍羽……ってあなたには、愚妹は言われたくない」
ヒ「はい、では……、どうしましょう……?」
思「あれ? 決まってないの?」
忍「ポンコツ?」
ヒ「いや、この前イヴちゃんが、そういうのをやるのも楽しいよ、と」
思「……、イヴかぁ……」
忍「なら、しょうがないね」
ヒ「なにか、あったの?」
思「いや、ない」
忍「うん、脅されてるとかないから」
ヒ「そっか、じゃあ問題はないね」
思忍((ツッコむ人がいない‼))
忍「(軽く人選ミスじゃない?)」
思「(ここは、あなたが頑張るしかないね)」
忍「(私、手加減出来ないよ)」
思「(それは、私がコントロールするからだいじょぶ)」
ヒ「はい、では始めましょう」
ヒ「ええ、では最初は、軽く質問からしようかな」
忍「……タイトル的にそれが本題でしょ」
思「出来るだけ答えられるように、頑張るね」
ヒ「はい、ではそんな頼もしいお二人に、質問です」
ヒ「問一・思音さんと忍羽さんはお料理がお上手ですが、晶柳は料理をするのですか?」
思忍「「…………」」
ヒ「え、えと……。どうしたの……?」
思忍「「こ、ここでCMでーす‼」」
ヒ「……? そんなものはありませんけれど?」
思忍「「空気読め‼」」
ヒ「……。そんなに問題があるの?」
思「あれは、料理と認められない」
忍「お兄ちゃんって私の料理をよく錬金術って言うけど、お兄ちゃんを超えるメルヘンは存在しないと思う」
ヒ「味がアレなの?」
思「あじ、は、」
忍「悔しいけど、味だけは美味しい」
ヒ「見た目が、アレ?」
思「み、ため、は、ね」
忍「本当に認めたくはないけど、芸術品かと最初は思った」
ヒ「? じゃあ、なにがダメなの?」
思「全部」
忍「まぁ、全部かな」
ヒ「? どいうこと?」
思「まぁ、本編で出てくると思うよ」
忍「うん、その時は後悔するといいよ」
ヒ「ふ、二人とも目が虚ろなんだけど……」
忍「あと、母さんは役立たずだったね」
思「あなたも、私に冷たい……」
ご精読ありがとうございました。