6.みふの行方は…
一ヶ月も放置してました!
すみません!!
いつの間にか評価上がってました…!
皆様、ご協力ありがとうございます!
そろそろ学校も終盤なので、毎日更新出来るように頑張りますね!
「んー!美味しかったぁ…やっぱお金があるっていいなぁ…」
「…」
「…みふ?」
「私…何も…何も…」
ガタンっ!!
そう叫んで席をたったみふの目は…紅く、光っていた。
◆◆◆
「…みふっ…なんで…離れ離れに…もう離れないって…約束、したのに…っ」
泣きながら呟いて。
どうしようかなって。
「そ…だ…テイム…した…から」
「【ミフ・シィア・ピューリ】召喚!」
頭の中に響く、不快な機械音。
『対象の召喚は出来ません。非常事態が起きている場合があります…』
「なん…でっ」
「また…離れ離れになるの?」
もし絶望スキルがまだあったら。
きっと今解放されて…とてつもない力を得たと思う。
それぐらいの絶望感にひたっているんだ。
「お願い…お願いだよ…みふ…」
◆◆◆
みふside
「や…めっ…」
抵抗しながらも。
私の力じゃまだまだこの人には敵わなくて。
彼は魔人…ゴルゴ。
魔王の使いらしい。
魔王様の復活に向け、少しずつ人間界を混沌へ導く…。
そんな作戦を私達に邪魔され、何かの力を使い、パワーアップ。
私を操る事に成功した、という訳。
(油断しすぎた…いくら強くても敵わない人は居るんだ…気を付けないと)
「せめて、お姉ちゃんに…」
「そこまでして姉ちゃん…まふ、だったか?アイツに会いたいのか…」
「なら、合わせてやるよ。あいつも捕まえてやる」
「おねぇちゃ…」
私の意思は…そこで途絶えた。
◆◆◆
「ん?なんか気配が…そうだ、こういう時に…【万能蝙蝠】」
蝙蝠が作成され、周りの探索に行く。
敵意の反応があった。
「…【蝙蝠化】」
万能蝙蝠で創り出した蝙蝠に紛れ、逃げ始める。
「……?!………(万能蝙蝠、分身も作れるの?!すごい有能…)」
一応分身を置いて、周りで観察する。
すると敵意反応が近ずきてくる。
「みふちゃん、よかったな。お前の姉ちゃん、すぐ捕まったぞ」
「……、…!(蝙蝠x、いけ!)
「…!(分かりました、マフ様!」
Xはそいつの服の中に入る。
「んじゃ…転移」
「…!……………………、……………。………?(【念話】!X、よくやった!今そっち転移するけど大丈夫かな?)
「…。……。……。…………!(マフ様。こちらは少し荒れています。今転移するのは難しいかと。お役に立てて嬉しいです!)
「…、…。………………………。(X、ありがと。落ち着いたら連絡して。)
「……!(分かりました!)
「X以外の蝙蝠収納!蝙蝠化解除!」
「【星操作】んっ!!」
星を引き寄せて上に乗り、寝る。
「おやすみ、みふ。待ってて、迎えに行くから…」
上空にあがり、建物が点に見えるぐらいまでで泊まる。
そして私は、目を瞑る。