流石我がナイト
夜ヴァドウはジープを収納し・・・・
停止している陸上空母に徒歩で念隠密で近づく・・・・・
探査をかけ・・・・・・
開いている窓を発見・・・・
「不用心だねー」
紐を使い・・・・・
入れるサイズでないが・・・・・
にゅるりと蛇の様に侵入・・・・
浴室であり・・・・・
金髪の美女が体をシャワーで洗っている・・・・・
後ろを気付かれぬように・・・・
ひっそりと・・・・
ヴァドウは後姿を堪能しつつ・・・・・
乱れ気味の部屋を通り・・・・
通路へ・・・・・
気付かれぬように歩き回り・・・・
カードの情報をスクリーンに映し今一度確かめる・・・・
「クオン・ナイン」
「16才女」
「黒髪で長く」
「美女で赤目」
「白い絹肌と」
ピキーンと・・・・・
「つううう」
「気がつかれたか?」
「私がなにか?」
ヴァドウは驚き・・・・
床に押さえつけられる・・・・・・
馬乗りに黒髪ポニテの・・・・
赤目美女が・・・・・
睨みつけてくる・・・・
「巫女服お似合いですね」
「有難う御座います」
「クオンに御用ですか?」
ヴァドウは騙されたなと・・・・
「お救いに上がりました」
「お姫様」
クオンはヴァドウを見つめ頷き・・・・
深呼吸後・・・・・
ヴァドウの首を掴みにっこりと・・・・・
「報酬は私」
「依頼は母救出」
「出来ますか?」
ヴァドウはにっこりと・・・・
「やりましょう」
クオンは満足げに頷き・・・・・
「車を盗み此処から出ます」
ヴァドウは・・・・・
「車ならある」
「姫よ」
クオンはにっこりと・・・・
「流石我がナイト」
お読み頂き有難う御座います。