接戦の内の勝者
昨日はクリスマスだったぁ
リア充がうごめいてたぁ
ヤダナァー
「なっ、なに!対物ライフルだと!?」
対物ライフル、正式名称はアンチマテリアルライフル。
対物ライフルは、威力が高く、レア度も高い。
このゲームで数える人しか対物ライフルは持っていない。
しかも翔が持っている武器は、
「それはダネルNTW-20!」
ダネルNTW-20は対物ライフルの中でも特に威力が高い武器で、レアリティ度は最高レベル。
ゲームでダネルNTW-20が見つかったというニュースを見つけた時は鳥肌が立ったぐらいだ。
確かにダネルNTW-20で人を撃てば人は粉々になってもおかしくない。
「そうか…君がダネル20の持ち主なのか…」
「えぇそうです。そしてあなたの敗因は相手の観察を怠ったことです」
その言葉を最後にゲームが終わった。
「ふぅ、やっと終わったぁ~」
まさか自分の隠し玉の一つを使わなければならないとは思わなかった。
「まぁいっか。それよりこれで僕もゲーム部の部員になれる…」
そう思うだけで笑みがこぼれた。
合法的に学校でゲームができる。
そんな素晴らしいことができる部活に入れる。
何と素晴らしいことなんだ!
「うわぁ~負けちったかぁ。これでも結構自信あったのになぁ…」
そして部長は残念そうにリザルト画面を見つめている。
「まぁいっか。君、名前は?」
最近どこかで聞いたようなフレーズで名前を聞いてきた。
「石井翔です」
「そうか、僕はこの部活の部長で浅川真司といいます」
「そうですか、それでは今後ともどうぞよろしk?」
ん?部長の顔どこかで見たことがあるような、
「あれ、もしかして世界大会の準々決勝で僕と戦ってます?」
「やっと気づいてくれたかぁ、このまま気づかれないかと内心ヒヤッとしたぞ」
やはりどこかで見たことがある顔だと思った。
「そうでしたか、じゃぁこれからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしぐッ」
謎の語尾を放ち会話を終える二人。
しかし最後の語尾は何だろうと思い部長をもう一回見ると、
先生がハリセンで部長の頭を叩いていた
「お前は何度言ったらわかる!このくだらん審査などするなといったろ!」
「いやすんません、まじですみませんでした。ですから叩くのはやめてください、
正直痛いです」
「あぁすまん、つい力が入ってしまった」
この先生さっき会ったような…