桃太郎の真実。
桃太郎「平和だね~。のどかだね~この世も捨てたもんじゃないね~」
二人「桃太郎さん。おやじ……」
桃太郎「ムッ」
鬼がこっちへ向かっているとも知らずに三人はのん気に歩いていた。
その頃
サスケ「……」
アニキ「どうした。サスケ」
サスケ「なんでもないっす」
アニキの手下から人間が来たことを聞いてからサスケの頭には
太朗のの事が浮かんでいた。
サスケはけして桃太郎の事が嫌いだったのではない。
だが、鬼には鬼にしかわからない事情ってもんがある。
サスケはもう一度太朗に会いたい……と思いながらアニキの後を追いかけた。
桃太郎「まだつかないのか?いい加減疲れてきた……」
「もう少しですよ。頑張ってください」
「うん……」
まっすぐな道は景色が変わらずに二人にとっても退屈だった。
だがそんなことを言うと桃太郎は「じゃっ!休む!?」
というに違いない。
二人はアイコンタクトで会話しうなずきあい、「あと少しです」と励ます。
アニキ「っそれで、人間とやらはどこにいるんだ?」
アニキは広い鬼ヶ島の建物の外まで走ったせいか少し息が切れていた。
アニキ「だーかーらー。どこにいるかって聞いてんだよっ!」
サスケ「……えっ……ま、まさか」
アニキ「な、なんだ、サスケ。知ってるのか?!」
サスケ「しっ知っているというか……あそこに……」
アニキ「?????」