第七十二話 藁にもすがる思い
みそのは水を口に含み、未だ苦しそうに眠っている永岡へ、口移しに水を飲ませている。
今はみそのが一人で永岡を診ている。
智蔵と伸哉はかなり疲れていた様で、大丈夫といいながらも、「横になるだけでも」と、みそのが勧めると、あっと言う間に熟睡してしまっていた。
あの時、先に休ませてもらうと部屋を出たみそのは、智蔵達には気づかれない様に、梯子段を登って物置部屋へと移り、ある物を東京に取りに行っていた。
そのある物とは、医者で処方されて服用しなかった抗生物質だ。
希美は抗生物質は滅多な事がない限り、処方されても、それだけ抜いて薬を飲んでいた。
滅多やたらと飲むと、身体の抵抗力が低下する懸念や、最近では少なくなったが、過剰な薬の処方に疑問を抱いていたからだった。
そんな飲まなかった薬も、希美は直ぐには捨てずに、日付けを入れてきちんと保管していた。
抗生物質と言っても色々有るのだが、みそのは細菌に効く訳なのだから、永岡にも多少なりに効き目が有るはずだと思い立ち、藁にもすがる思いで取りに帰ったのだった。
薬を江戸に持って帰ったみそのは、錠剤の抗生物質を飲ませ易い様に砕いて、水と一緒に口移しに永岡に飲ませ終え、更に水をもう一度、口移しに飲ませていたところだったのだ。
「何もしないよりはいいわよね、旦那」
みそのは眠る永岡に話しかけて、永岡の汗を拭う。
みそのは水も含まずに、もう一度永岡の唇に自分のそれを重ね合わす。
「死なないでね……旦那」
こみ上げる涙で鼻にかかった声が、みそのの口からこぼれ落ちる。
*
「蘭丸か?」
西海屋宗右衛門こと織田信長は、船宿の二階で寒さも気にせず、窓を開け放って外を眺めながら、一人酒を飲んでいた。
階下からやって来た人の気配で、蘭丸と気づき、信長は声をかけたのだった。
ここは隅田村の別宅からも程近い、堀切橋の袂にある。
この一見したところ、店仕舞いをしているかに見える船宿は、信長が組織する海賊へと、武器や金品を輸送する、江戸での窓口として使われていた。
「はっ、只今戻りましてござります」
蘭丸はすっかり山伏に姿を変えている。
「ご苦労じゃった。ささ、今夜は飲もうではないか」
信長が蘭丸を側に呼び寄せ、猪口に酒を注いで差し出した。
「はっ。頂戴いたしまする」
蘭丸はそう言うと、一気に猪口の酒を飲み干す。
「ふふ、そうじゃったのぅ。駆け回って来たお主には、こんな物では足らんよのぅ」
信長は笑いながら椀の蓋を裏返し、それに新しく酒を注いで蘭丸に差し出す。
これには蘭丸も、頬を緩めて信長の好意を受ける。
「万事上手く行った様じゃのぅ?」
信長が窓の外の暗闇に光る月を眺め、万感の思いがこめられた様に呟く。
「はっ。万事上手く行ってござります」
蘭丸は椀の蓋の酒を空けて信長に応える。こちらも万感の思いがこめられる。
信長は今日、予め由蔵を人目に付かぬ様に、花又村へと使いに行かせ、蔵に有る全ての金品を用心棒達を使って、この船宿まで運ばせる手配をさせていた。
そして、由蔵にはその後も花又村に残り、次の荷物が届くのを待つ様に伝えていたのだ。
事の次第では荷物を運び込んで、由蔵を西海屋に戻らせる事になっていたが、事がこの様な次第になったからには、由蔵に全ての罪を着せて、死んでもらったと言う訳だ。
全ては計画の内で、それを実行したのが、永岡を斬った後に西海屋へ戻った蘭丸だった。
もしも町方の邪魔立てが入る様ならば、蘭丸が昨日の内に用意していた、宗右衛門の身代わりを部屋に残して火を放ち、この船宿へ逃げ落ちる事を、予め二人の間で決めていたので、西海屋が火の海になっている事を目にした蘭丸は、その足で花又村へ向かったのだった。
広太が目撃して、当身を食らわせられた由蔵とは、敢えて由蔵が逃走したと見せかける為に打った芝居で、宗右衛門こと信長が変装しての姿だったのだ。
そして、花又村に着いた蘭丸と時を同じくして、新田達も駆けつけたのは、予期していた事では無かったが、かえってこの計画には好都合に転び、由蔵が自害した様に見せる演出にもなってくれたのだった。
「良いのじゃ。これも最初から予測はついての事じゃてのう。未だ終わっては居らん。ほら、今宵は飲むのじゃぞ。ふふ」
信長は蘭丸の椀の蓋に酒を注いでやる。
「その前に、ワシも海を渡ってみようかのぅ」
信長は嬉しそうに言うと、自分の猪口に酒を酌んで一息に呷った。
「今宵は良い月じゃ。のぅ蘭丸」
珍しく少し能弁になった信長は、旨そうにまた酒を呷る。
戦国の世を生き抜いて来た主従、月明かりに照らされた顔には、あの頃の野心に満ちた笑みが浮かんでいる。
信長の野望は未だ未だ尽きぬ。
誰の目にもこの光景を見る限り、これだけは言える。だが誰もが信長の存在を知らない。
今宵、そんな不気味な宴が、こんな辺鄙な船宿の二階で行われているのを知るものは、今のところ二人を照らす月くらいのものだろう。
「ふふ、また面白くなって来るのぅ。蘭丸」
信長のギラついた目が、今夜は一層凄味を増し、二人の宴は続くのであった。
*
「すいやせんみそのさん。あっしら随分と寝ちまった様で」
みそのが永岡の傷口を消毒していると、智蔵と伸哉が、申し訳無さそうに部屋に入って来た。
「良いんですよ、親分さん」
みそのは泣き腫らした目で、伏し目がちに応える。
「今日も事件のお調べが残っているのですよね? 寝ないと持ちませんよ。永岡の旦那の為にも、悪い奴を捕まえてくださいねっ」
みそのは手を休めずに、努めて元気に言ってみせる。
二刻は優に寝られた智蔵達は、申し訳無さそうににしているが、すっかり元気を取り戻している。
「消毒のおかげでやしょうかねぇ。甫筑先生が診てくれた時より、幾分良くなってる様な気がしやすねぇ」
智蔵がみそのの側に来て眼を細める。
「確かに顔色がいいや。きっとこの調子で、すっかり良くなってくれやすぜっ」
伸哉も覗き込むようにして見ると、嬉しそうに声を上げる。
「そうだな。そんでもって永岡の旦那に、良い報らせを聞かせてやりてぇもんだがなぁ」
智蔵は、この事件の始末がすっきりとしない物になると、新田同様に予想しているので、永岡を含め何人も重症を負わされた挙句、その様な始末では何とも後味が悪く、そこのところが智蔵を遣る瀬無い気持ちにさせていた。
「西海屋の焼け跡の調べもついてんだろうし、ちょいと奉行所へ行ってみるかぇ?」
「へい、そうしやしょう親分」
みそのの家から奉行所は比較的近い。
北町奉行所は直ぐそこにあるのだが、南町奉行所も四半刻もかからない距離だ。
智蔵は、新田は朝一番で出仕するだろうと睨み、これから奉行所へ行って昨日の事を聞くと共に、永岡の状況を報らせに行く事にした。
「朝餉も用意出来ずにすみません、お気をつけてくださいね」
みそのは永岡の患部に晒しを巻き終えると、智蔵と伸哉が慌ただしく出て行く背中に、声をかける。
「滅相もねぇ。みそのさん、どうか永岡の旦那をよろしくお願ぇしやす」
智蔵は振り返って恐縮し、永岡の事を頼むと、みそのの家を後にした。
「旦那、良くなってくださいよう」
幾分呼吸も楽になって来たのか、一時程の苦しさも和らいだ永岡の寝息に、みそのは少し安堵する。そして、その寝顔に一縷の希望の光を見た気がして、みそのの声音も、穏やかに希望に満ちた物になっていた。
*
「おぅ、智蔵と伸哉じゃねぇかぇ。永岡はどんな様子だぇ?」
新田が朝一番で出仕して来ると、奉行所の前で待っていた智蔵と伸哉が、二人して飛ぶように駆け寄って来た。
「へい。一時はどうなるかと思いやしたが、今朝になって、少し良くなる兆しが出て来た様に見えやして、あっしらもほっとしていやしたところでさぁ。しかし先生には深刻な事を言われてやしたし、未だ予断は許さねぇんでやすがね」
智蔵は今朝の状態の良さを伝えた上、難しい状況に有るのだと言い足した。
「そうかぇ。医者の診立てはそんな酷ぇのかぇ?」
新田は少し考える様にしてぼそりと言うと、智蔵は口をもごもごさせながら、仕方無く頷く。
「でも旦那、今朝は本当に回復の兆しが見られてんでやすょ。あっしらは、永岡の旦那が良くなる事だけ考えやしょう」
気を取り直す様に智蔵が続けた。
「それもそうだな。オイラ達が彼奴の回復を信じてやらねぇとな」
思っていたよりも永岡が重症だと知り、沈みがちな顔になっていた新田は、気を取り直して上を向いた。
「医者は道庵かぇ? 違う様なりゃ、これから道庵とこ寄って向かわせるかぇ?」
少しでも腕の良い医者に診てもらおうと、新田が言う。
「へい。道庵先生じゃねぇんでやすが、河村様が御典医様を連れて来てくださいやして、永岡の旦那は、御典医の桂川甫筑先生に診て頂いてやす」
「なっ、御典医だと!? そ、そりゃぁ大層心強ぇなぁ。そしたら道庵を向かわせる事も無ぇわな。しっかし御典医様とはなぁ」
新田が驚くと同時に、安心する様に感心する。
この頃の人は皆、御典医と聞くだけで畏れ多く、この国の最高峰の医療が受けられると思っている為、早くも治ってしまう様な気になるのかも知れない。
「源次郎様々だな。じゃあ、後は永岡の生きたいと思う力を信じて、オイラ達は事件の後始末を詰めるとするかぇ?」
新田は事件解決に向けて、最後の締め括りに気合いを入れた。
「旦那、昨日は西海屋からは何か出て来やしたかぇ?」
智蔵は新田が事件の事に触れたので、早速昨日の始末を問いかけた。
「あぁ、結局焼け跡から、宗右衛門の亡骸が出て来やがったぜ。これで結局みんな死んじまったってぇ事さな」
新田は舌打ちせんばかりの、苦虫を潰した様な顔で応える。
「西海屋の他の奉公人達は、やはり何も知らねぇんでやすかぇ?」
新田は、ひらひらと手を顔の前でやりながら首を振る。
今回の事件を知っている者が居ないか、奉公人を取り調べてはいたが、事件については皆一様に驚いているだけで、誰一人知る者は無かった。
聞けたのは、手代など数人の者が、近々西海屋が新たに始める薬種問屋の主人に、番頭の由蔵が収まるのでは無いかと洩れ聞いていて、次の番頭には誰がなるのかと、噂話しに花を咲かせていたくらいの事だった。
「ただあの覆面野郎だけは、未だ生きてやがるはずなんで、どうにかとっ捕まえてぇもんだがなぁ」
新田は事件のあらましを知る者を捕らえて、少しでもすっきり始末を付けたいと願っている。
「しかし旦那ぁ、あの野郎を捕らえんのは至難の技でやすぜぇ」
智蔵も同じ様に思っていたのだが、実際には捕らえられたとしても、双方無事に済むとは思っていなかった。
「ちっ、そうなんだよなぁ。あの野郎を捕らえるには、相当の犠牲者が出ちまうだろうし、まして生かして捕らえるとなると、その数もどれだけ膨れ上がるか、知れたもんじゃねぇ。それに、もし仮に生かして捕らえる事が出来たとしても、唯の用心棒ってだけで、事件の詳しい内容は知らねぇってんじゃ、堪ったもんじゃねぇかんなぁ」
新田も現実的には難しく、危険を冒してまでの価値が有るのかさえ、未だ何とも言えないでいた。
「まぁ、今日のところは、取り敢えず花又村をもう一度当たるのと、竹蔵、典男の捕えた二人から、未だ何か聞けねぇか尋問だな。もちろん、西海屋の奉公人にも集まってもらって、もう一度話しを聞く事にしてあるんで、その辺の手配りを、先に茶問屋の二階へ行って、話し合っといてくんねぇ。オイラも上に報告済ませちまったら、追っつけ向かわぁ。頼んだぜぇ」
新田は気を取り直した様に言い残し、せかせかと奉行所の中へと入って行った。
「要するに新田の旦那も、思うところは一緒ってぇ訳だな……。よし伸哉、茶問屋へ先に行くとするかぇ」
智蔵はぼそりと言って、こちらも気を取り直す様に、伸哉に声を弾ませるのだった。
*
みそのは永岡の唇に、自分のそれを重ねたまま動かない。
智蔵達が奉行所へ出掛け、一刻ほど経っただろうか、永岡に抗生物質を口移しで飲ませ、その後水分を十分に与える為に、口移しを続けていたのだが、永岡は相変わらず眠ったままで、覚醒する事は無かった。
みそのは永岡が目覚める事を念じながら、その思いが通じる様にと、重ねた唇をそのままにしていたが、そのうち唇を離せば、今生の別れになってしまうのでは無いかとの不安にかられ、益々唇を離せなくなっていた。
「御免くだされっ」
玄関戸を叩く音と共に、若い男の声がみそのと永岡の唇を引き離した。
「あの声は甫筑先生のお弟子さんだわ」
みそのは永岡と今生の別れにならない事を、心に強く念じてから独り言ちた。
「ほぅ」
甫筑は早速、永岡の右腕に巻かれた晒しを解いて患部を見ると、明らかに好転を驚いているかの様な声を漏らした。
甫筑は特に何も言わず、手際良く消毒を行い、弟子に出させた真新しい晒しを巻いて行く。
一通り永岡の脈やら眼色を改めると、やおらみそのに振り返って、ニコリと笑った。
「先生?」
みそのが永岡の具合がどうなのか、伺う様に甫筑に呼びかける。
甫筑は大きく頷くと、ニヤリとみそのを覗き込む様に笑う。
「どんな魔法をつかったのかのぅ?」
悪戯っぽい甫筑の目が、みそのを見るうちに真剣な物になって行く。
「い、いえ。魔法だなんて、先生に言われた様に、消毒をして祈っていただけです」
みそのは誤魔化す様に言ったが、真剣な眼差しで甫筑に見られては、語尾が弱々しいものになってしまう。
「………」
暫し無言で会話する様に、二人は顔を見合わせる。
「以前上様から小耳に挟みましてな」
甫筑が沈黙を破る様に、満面に笑みを浮かべてから言葉を発した。
みそのはゴクリと唾を飲み込んで、緊張しながら甫筑の次の言葉を待つ。
「御典医と言えども解らん事も有るし、解ってても出来ん事も沢山有るのじゃ。医療と言うのは日進月歩じゃで、ワシに気を使わずに教えてくれんかのぅ?」
「は、はぁ」
みそのは、新之助が甫筑にどこまで話しているのか考えながらも、曖昧に返事をする。
「そなたの知り人に、薬種に詳しい御仁が居るのじゃろぅ? それで何か新しい薬でも持っていて、服用させたのではなかったのかぇ? そうでも無ければ、昨日と今日の消毒だけで、ここまで化膿が治るのは解せぬのでな」
甫筑は、皺っぽい老顔だが肌艶の良い顔を、くしゃくしゃにしながら、おどける様に顔を顰めて笑う。
「そうなんじゃろぅ?」
みそのが思わず笑ってしまうと、甫筑がニタリとしてもう一度聞く。
みそのは観念して頷くと、両手をついて頭を下げる。
「申し訳ございませんでした、効くかどうか分からなかったのですが、何もしないよりかはましだと思ってしまって、炎症に効くって言うお薬を、勝手に飲ませていました」
「何を謝って居る。先ほど申したばかりではないか、医療と言うのは日進月歩じゃで、ワシの思い及ばない事が、次々と生まれるものじゃ。危うくワシが知らぬだけで、助かる命も助からぬところじゃったのじゃぞ。謝るので有ればワシで、逆に感謝して居るのじゃ」
甫筑はみそのの頭を上げさせて、潔く頭を下げて礼をした。
「ほ、甫筑先生、そんな、止めてください…」
みそのが甫筑に頭を下げられて、困惑しながら声をかけると、甫筑はまた悪戯っぽい目に戻って、ニコリとみそのを見上げた。
「どうじゃろぅ、ひとつその薬をワシにも見せてもらえんじゃろうかぇ? 後学と言う歳でも無いのじゃが、やはり見ておきたくてのぅ」
甫筑は禿頭をつるりと撫でながら、みそのに照れ臭そうに頼んだ。
「ほ〜ぅ、余り匂いはせんのじゃのぅ。どれどれ」
みそのが出して来た薬は、みそのが予め錠剤をすり潰して、紙で小分けにしていた物で、幸い甫筑が見ても、何ら違和感の無い状態になっていた。
しかし、やはり中身は甫筑でも見た事の無い代物で、匂いなどはこの時代の薬種独特の、薬草などの香りは感じられず、殆ど無臭の薬に甫筑は首を傾げていて、何を使われているのか判らずに、終いには指先に薬を付けて、舐めてみたりもしていた。
「んん〜っ」
甫筑は一口ぺろりと薬を舐めて、更に首を傾げている。
「これは何から作られてるのじゃろうかのぅ。ほれ、お前も一口舐めてみなさい」
甫筑は弟子にも薬の味を確かめさせて、弟子の反応を覗き込む。
「ふふ、そうじゃろぅ、そうじゃろう」
甫筑はしきりに首を傾げている弟子を見て、自分の鼻が効かなくなっている訳では無かった事を安心する様に、満足気に頷いている。
最もこの頃の薬は漢方が主流で、薬草の類いを、効能に合わせて調合すると言った具合なので、化学薬品など皆無の時代の人間には、幾ら薬に精通した者だとしても、何から出来ているか等は解らなくて当然である。
「今度この薬を作った御仁に、会ってみたいものじゃのぅ。帰って来たら、どうかワシに引き合わせてくだされ。しかし、世に出ていないだけで、未だ未だ才能は転がって居るもんじゃのぅ」
甫筑は満足気に感心しきりだ。
「私もいつ帰って来るのか見当も付かず、帰って来ても、またふらりと出掛けてしまいますので…。いつになるやら解りませんが、もし戻りましたらきっとお伝えします」
みそのは心苦しくなりながらも、そう言い繕うと、流石に甫筑と目を合わす事が出来ずに、深々と頭を下げるのであった。
明日も、7時、8時、計2回の更新予定です。
宜しくお願い致します。




