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溺れるマーメイド  作者: 春宵
4/6

4



そんなハッタリでも、この盗賊には効果テキメンだったようだ。




「ヴィオレッタっ!?あの!?」

「極悪指名手配犯っ!!!」





うわああああああああ!!!!!




男達は叫びながら逃げていき、この部屋には私ひとりが取り残された。





...極悪指名手配犯?

本物の魔女ヴィオレッタがきっといるんだ。マグレながらも助かったああああ

本当に助かった。危うく犯されるところだった。

さすが私!機転が利くううううう!





ここからとっとと出よう。

こんな所、一秒だって長くはいたくない。





...あれ?あれれれれ?

なんでドアが開かないのかな?







あいつらっ!!!!


鍵閉めていきやがったな!!!!




ふざけんなー!!!!








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