表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溺れるマーメイド  作者: 春宵
1/6

(現在編)1

たとえ、憎まれていても。

もう二度と、愛されなくても。

帰りたい、彼の元へ。

会いたい、愛しのひとに。


どうか、わたしを連れて行って。

あのひとのセカイへ、再び。


そう願い続けてちょうど二年が経った、十九の夏だった。

戻ってきたんだ、あのセカイへと。












って、えええええええええ!?

ちょっと!まって!!なにこの状況!?

異世界トリップってさ、世界を救う巫女だったり聖女だったりがイケメン達に崇められて逆ハーわっしょい!じゃ、ないの!?!?

そうだよね!?

決して、ゴリラみたいなおっさん達盗賊に捕まる話じゃないよね!?


「こんなの断じてちがーう!カモン、王道異世界トリップ!!」


「ごちゃごちゃうるせーぞ!!」


事の始まりは、今から数時間前。


ひとり、森でセカンドトリップを成し遂げた喜びに浸っていた私は、


「おい!こんなところに女がいるぞ!!」


柄の悪そーな男たちに見つかり、


「おめえら!!追え!逃がすんじゃねえ!!」


鬼ごっこの末、


「こいつは上玉だな!高く売れるぞ」




あっけなく捕まってしまいました。












評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ