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陽だまりの庭  作者: はるうた
別編 それぞれの花

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28/28

別編 詩の恋心

この物語は、本編を詩の視点から描いた別編です。


---


> いつから

> あなたの声を探すようになっただろう

>

> 温室のドアが開く音

> 足音

> 「詩先輩」と呼ぶ声

>

> 私は観察者だったはずなのに

> いつの間にか

> 観察されている


---


## 一・スミレ


私は、見ているのが好きだった。


人を観察して、その心の動きを想像する。園芸部の温室で、本を開きながら、誰かの会話を聞きながら、静かに見つめる。


柚葉は、誰にでも優しい。天然で、鈍感で、でもそれがいい。日差しの中で花に水をあげる姿は、まるで花そのもののようだ。


凛は、柚葉のことが好き。中学からずっと。本人は隠しているつもりだけど、見ていればわかる。凛が柚葉を見る目には、いつも特別な光が宿っている。


二人の関係を、私は静かに見守っている。凛が焼いてくるクッキーの味、柚葉の笑顔、その間にある言葉にならない想い。


いつか、凛の想いが届くといいな、と思いながら。


私は観察者だった。当事者ではなく。傍観者ではなく。ただ、静かに見守る人。


それが、私の居場所だと思っていた。


---


## 二・マリーゴールド


四月。新学期。


温室の扉が開いて、春の空気が流れ込んできた。桜の花びらの香りがかすかに混じっている。


園芸部に、新入部員が入った。


藤宮小春と、月島真白。


「よろしくお願いします」


小春は、明るい子だった。花壇のチューリップを見て、目をきらきらさせて。温室の温かい空気に包まれて、にこにこ笑って、誰にでも話しかける。


ムードメーカーというやつだ。声が温室のガラスに反響して、やわらかく響く。


真白は、その正反対。クールで、無口で、何を考えているかわからない。でも、小春と一緒にいる時は、少しだけ表情が柔らかくなる。サボテンにそっと触れる指先が、繊細だった。


——面白い二人だな。


私は、そう思った。観察者として。


---


「詩先輩、この花、なんて名前ですか?」


小春が、私に聞いてきた。花壇に咲く橙色の花を指さして。指先に、土の湿った匂いが残っている。


「これは、マリーゴールド」


「マリーゴールド……。きれいですね」


午後の日差しを受けて、花びらが金色に光っている。小春の瞳にも、その光が映っていた。


「花言葉は、『信頼』とか『友情』」


「へえ、素敵」


小春は、花に顔を近づけた。マリーゴールドの独特の香り——少し青臭くて、でもどこか懐かしい匂いが、二人の間に漂う。


「詩先輩、花のこと、詳しいんですね」


「少しだけ」


「すごい。わたしも覚えたいです」


「ゆっくり覚えればいいよ」


小春は、にっこり笑った。頬が少しだけ紅潮していて、温室の温度のせいなのか、運動の後なのか。


——かわいい子だな。


ふと、そう思った。観察者として。ただそれだけのはずだった。


---


## 三・ローズマリー


小春は、よく私に話しかけてくる。


温室の隅、いつもの場所。パイプ椅子に座って、本を開いている私のところに。午後の静けさの中、小春の足音だけが近づいてくる。


「詩先輩、今日は何してるんですか?」


「本を読んでる」


ページをめくる音。古い文庫本の、かすかに黄ばんだ紙の匂い。


「何の本ですか?」


「詩集」


「詩先輩、詩が好きなんですね。名前と同じだ」


小春は作業台に腰を下ろした。ローズマリーの鉢植えを手に取って、葉を指でそっと撫でる。すっきりとしたハーブの香りが、温室の空気に広がった。


「……そうだね」


「わたし、詩ってよくわからないんですけど、詩先輩が読んでるなら、きっと素敵なんだろうなって思います」


小春は、屈託なく笑った。ローズマリーの枝を手のひらで転がしながら。


私は、少しだけ照れた。視線を本に戻して、意味もなくページをめくる。


---


小春といると、不思議な気持ちになる。


いつも静かに観察している私が、観察される側になるような。


小春の視線を感じると、なんだか落ち着かない。指先でページの端を撫でる動作が、ぎこちなくなる。呼吸のリズムが、ほんの少しだけ速くなる。


——これは、なんだろう。


わからなかった。私は言葉を扱うのが得意なはずなのに、自分の感情を言語化できなかった。


---


## 四・スイートピー


十一月。文化祭。


園芸部のブースは、大盛況だった。スイートピーの花束、ハーブの苗、手作りの押し花のしおり。来場者の歓声と、レジの音と、柚葉の明るい声。


片付けが終わって、温室で打ち上げ。


みんな疲れていた。凛が淹れた紅茶の湯気が、ガラスを曇らせている。バターの香ばしい匂いがして、誰かが持ってきたクッキーが皿に並んでいる。


「眠い……」


小春が、うとうとしていた。パイプ椅子に座ったまま、目を閉じて。


そして、私の肩にもたれかかってきた。


「……小春?」


返事はない。寝てしまったらしい。小さな寝息が、首筋にかかる。


私は、動けなくなった。


小春の温もりが、肩から伝わってくる。制服越しに感じる体温。少し汗ばんだ髪から、シャンプーの匂いがする。甘くて、優しい匂い。洋梨のような、花のような。


胸が、どきどきした。本を持つ手が、わずかに震える。


——これは、なんだろう。


また、同じ疑問が浮かんだ。でも今度は、もっと強く。もっと確かに。


---


「詩、起こそうか?」


凛が聞いた。いたずらっぽい笑みを浮かべて。


「……いい。このまま」


「そう」


凛は、何も言わずに微笑んだ。わかってるよ、と言いたげに。


私は、小春が起きるまで、じっとしていた。


肩は少し痛かったけど、嫌じゃなかった。むしろ、もう少しこのままでいたい、と思った。小春の呼吸の音を、体温を、髪の匂いを、感じていたかった。


温室の窓ガラスに、夕焼けが映っている。オレンジ色の光が、植物の葉を照らして。静かな時間が、ゆっくりと流れていく。


私は本を閉じて、小春の寝顔を見た。


——かわいい。


観察者としてではなく。もっと違う、名前のわからない気持ちで。


---


## 五・紫陽花


高校三年生になった。


最後の一年。温室の紫陽花が、青紫の花房をつけ始めた。梅雨の雨に濡れるたびに、色を深めていく。


私は、小春のことをよく考えるようになっていた。


授業中も、本を読んでいる時も、温室で花の手入れをしている時も。


小春の足音が聞こえると、手が止まる。扉の開く音で、小春だとわかる。足音のリズムで、今日の小春の気分がわかる。


小春と話すと、楽しい。どんな話でも、小春が話すと、世界が少しだけ明るくなる。


小春の笑顔を見ると、胸が温かくなる。いや、温かいだけじゃない。ざわざわして、切なくて、苦しくて。


——これは、恋なんだろうか。


観察者だった私が、当事者になっている。


凛の気持ちを見守っていた私が、同じ気持ちを抱えている。


皮肉なものだ、と思った。ずっと傍観者だった私が、いつの間にか物語の中に入り込んでいた。


でも、嫌じゃなかった。むしろ、この気持ちが愛おしかった。


---


「詩」


凛が、話しかけてきた。紫陽花の花がら摘みをしながら。しっとりと湿った花びらの音が、静かに響く。


「なに」


「小春ちゃんのこと、好きでしょ」


手が止まった。本のページが、風にめくれる。


「……なんでわかるの」


「見てればわかる。詩、小春ちゃんといる時、顔が違う」


凛は、摘んだ紫陽花を一枝、私に差し出した。青紫の丸い花房が、指先に触れる。やわらかな質感。


「……そう」


「言わないの?」


「……わからない」


凛は、少しだけ笑った。雨上がりの紫陽花の香りが、二人の間に漂っている。


「詩らしいね」


「どういう意味」


「観察してるだけじゃ、何も変わらないよ」


凛の言葉が、胸に刺さった。紫陽花を持つ指先に、力が入る。


私は観察者だった。見ることに慣れていた。見られることには慣れていなかった。


でも、小春は私を見てくれている。私に話しかけてくれている。私の隣に座ってくれている。


観察者は、いつまで観察者のままでいられるのだろう。


---


## 六・デイジー


小春の視線が、私に向いていることに気づいていた。


最初は、気のせいだと思った。私が意識しすぎているだけだと。


でも、違った。


小春は、私のことを見ている。花壇の白いデイジーに水をあげながら、時々こちらを見る。


私が本を読んでいる時も、花の手入れをしている時も。


その視線は、「先輩」を見る目とは違う。もっと、熱を帯びた目。真白や柚葉を見る時とは、違う温度。


——小春も、私のことを……?


そう思うと、胸がざわついた。期待と不安が、渦を巻いている。


---


「詩先輩」


「なに」


デイジーの花がら摘みをしていた手を止めて、顔を上げる。小春が、私のすぐ隣に立っていた。


「詩先輩の書く詩、読んでみたいです」


白い花びらが、風に揺れている。小春の瞳が、まっすぐ私を見つめている。


「……恥ずかしいから、嫌」


「えー、残念」


小春は、しょんぼりした顔をした。頬を膨らませて、本当に残念そうに。その表情が、愛おしい。


「いつか、見せてくれますか?」


「……いつか、ね」


「約束ですよ」


小春は、にっこり笑った。デイジーの花のように、純粋で明るい笑顔。


私は、思わず目を逸らした。指先で、花びらに触れる。つるりとした質感。


その笑顔を見ていると、胸が苦しくなるから。好きという気持ちが、溢れそうになるから。


---


## 七・カスミソウ


八月。最後の夏。


蝉の声が、温室のガラスを震わせている。暑い空気と、植物の緑の匂いと、冷たい麦茶の氷の音。


真白が、柚葉に告白した。


結果は、失恋。


私は、真白の様子を見守っていた。真白は泣かなかった。強い子だ。でも、その目には、言葉にならない痛みがあった。カスミソウの花言葉のように、控えめだけれど心からの感謝を伝えたい顔。


でも、辛いはずだ。同じ気持ちを抱えている人間には、わかる。


——私も、同じだ。


好きな人に、気持ちを伝えられない。


伝えて、拒絶されるのが怖い。これまでの関係が壊れるのが怖い。


でも、このまま何も言わずに卒業するのも、嫌だ。小春の笑顔を、ただ見ているだけで終わるのは。


---


「詩」


凛が言った。温室の奥、作業台の前で。ハーブティーの香りが漂っている。


「後悔しないようにね」


凛の声は優しい。凛は、もう柚葉に想いを伝えている。その痛みも、勇気も、知っている。


「……うん」


私は、決心した。冷たいグラスを両手で包んで、氷の冷たさを感じながら。


小春に、気持ちを伝えよう。


観察者を降りよう。当事者になろう。


怖いけれど。でも、それ以上に、伝えたい。


---


## 八・アジサイ


七月中旬。期末テストが終わった。


放課後、急に雨が降り出した。大粒の雨が、温室のガラスを叩く。激しい音。


温室で、みんなで雨宿りをした。雨音を聞きながら、お茶を飲んだ。紅茶の湯気が、ガラスを曇らせる。外の景色がぼんやりと滲んで見える。


「雨の日の温室も、いいよね」


柚葉先輩がそう言った。窓の外には、雨に濡れたアジサイが青く光っている。


私は、小春の横顔を見ていた。雨音に耳を傾けている、その表情。少し憂いを帯びて、でも美しくて。


——今日、伝えよう。


そう決めていた。もう迷わない。手のひらは少し湿っていて、心臓の音が耳に響く。


---


しばらくして、雨がやんだ。


みんなで外に出ると、空に虹がかかっていた。アジサイの花が、雨粒をまとって、きらきらと光っている。濡れた土の匂い。新鮮な空気。


「きれい」


小春が、嬉しそうに言った。虹を見上げて、瞳を輝かせて。


その横顔を見て、私は決心した。今だ。今、言わなければ。


「小春ちゃん」


「はい?」


小春が振り向いた。私を見る。その瞳に、虹が映っている。


「ちょっと、話したいことがあるんだけど」


小春が、目を丸くした。雨上がりの空気の中、二人だけの時間。


「二人で、いい?」


「……はい」


小春の声が、少しだけ震えていた。わかっているのだろうか。私が何を言おうとしているのか。


私は、温室の裏手に向かって歩き出した。アジサイの花を横目に。足元の水たまりを避けながら。


---


温室の裏。花壇の隅に、小さなベンチがある。


二人で、そこに座った。木製のベンチは、雨で少し濡れていて、ひんやりとしている。


「詩先輩、話って……」


「うん」


私は、深呼吸した。雨上がりの空気を、肺いっぱいに吸い込む。土の匂い、草の匂い、そしてほんのり甘い花の匂い。


観察者だった私が、当事者になる瞬間。


怖い。でも、逃げたくない。


指先が震える。でも、言葉を探す。私はずっと言葉と向き合ってきた。今こそ、本当の言葉を。


---


## 九・マーガレット


温室の裏手の花壇に、白いマーガレットが咲いている。真実の愛を象徴する花。


小さなベンチに、二人で並んで座った。


「小春ちゃん」


「はい」


「『温室の午後』——あの詩に、『あなた』って出てくるでしょ」


小春ちゃんの目が、少しだけ大きくなった。


「小春ちゃんは、訊いたよね。『あなた』は誰ですか、って」


「……はい。詩先輩は、答えてくれませんでした」


「うん。答えられなかったの。その時は、まだ」


私は、少しだけ俯いた。指先がベンチの縁を掴んでいる。震えている。


それから、顔を上げた。


「あの詩の『あなた』は——小春ちゃんだよ」


「……」


「紫陽花の詩も。六月に書いた、あの詩も。全部、小春ちゃんへの気持ちを書いたの」


「詩先輩……」


「今まで、詩でしか書けなかった。自分の気持ちを、直接、言葉にするのが怖くて」


声が震えていた。でも、止めなかった。


「言葉にしたら、壊れてしまうかもしれないって、ずっと思ってた。小春ちゃんとの関係が。この温室での時間が」


「……」


「でも、言葉にしなかったら——小春ちゃんには、届かないまま消えてしまう」


目が、潤んでいるのがわかった。自分の目が。


「だから——」


小さく息を吸った。


「私、小春ちゃんのことが、好きです」


静かな声だった。でも、一文字ずつ、丁寧に、選び抜いた言葉を渡すように。


「友達としてじゃなくて。先輩としてでもなくて。——一人の人として」


小春ちゃんの目から、涙がこぼれた。頬を伝って、顎に落ちる。


「迷惑だったら、忘れてくれていい。今まで通りの関係でいい」


私は、かすかに微笑んだ。泣きそうな顔で、笑っていた。


「でも——どうしても、伝えたかったの。詩じゃなくて、私の言葉で」


---


小春は、泣きながら首を振った。髪が揺れて、しずくが飛ぶ。


「迷惑なんかじゃないです」


「……」


私は息を呑んだ。心臓が、早鐘を打っている。


「わたしも、詩先輩のことが好きです」


世界が、止まった。


雨上がりの空気、虹の光、マーガレットの花、すべてが一瞬で色を増した。


「最初に会った時から、詩先輩のこと、気になってました。静かで、優しくて、何でも知ってて。憧れてました」


小春の声が震えている。私の声と同じように。


「……」


「でも、いつの間にか、憧れじゃなくなってました。詩先輩のこと、考えると、胸がどきどきして。これって、恋なんだって、気づきました」


小春は、涙を拭った。でも、次から次へと涙が溢れてくる。嬉しい涙。


「わたしも、詩先輩のことが好きです」


私は、小春の手を取った。冷たくて、でも温かくて、少し震えている手。


「……よかった」


「わたしも、よかったです」


二人で、見つめ合った。小春の瞳の中に、私が映っている。私の瞳の中に、小春が映っている。


虹が、まだ空にかかっていた。雨上がりの空に、七色の橋。


観察者だった私は、やっと当事者になれた。


見ているだけの人生から、生きる人生へ。


---


## 十・スイートピー


みんなに報告した時、全員が祝福してくれた。


温室の中、紅茶とクッキーを囲んで。柚葉が淹れてくれた紅茶の香りが、幸せな空気を包んでいる。


「おめでとう」


「詩、よかったね」


「小春ちゃんも、おめでとう」


真白が、小さく微笑んだ。まだ失恋の痛みを抱えているはずなのに、私たちを祝福してくれる。


凛が、私に言った。スイートピーの花束を手に持って。ピンクと白と、薄紫。門出を祝う花。


「よかったね。当事者になれて」


「……ありがとう。凛のおかげ」


「あたしは何もしてないよ」


「背中を押してくれた」


凛は、照れくさそうに笑った。スイートピーの甘い香りが、温室に広がる。


「これ、詩たちに」


凛がスイートピーの花束を差し出した。私と小春は、二人でそれを受け取った。指先が触れ合う。温かい。


「ありがとう、凛先輩」


小春が言った。花束を抱いて、嬉しそうに。


私も小春も、この瞬間を忘れない。温室の温かさ、仲間たちの笑顔、スイートピーの香り。すべてが、宝物になる。


---


卒業式の日。


桜の下で、小春と並んだ。満開の桜が、風に揺れている。花びらが舞って、私たちの髪に降りかかる。春の香り。


「詩先輩、卒業しちゃうんですね」


「うん」


小春の声が、少し寂しそうだ。でも、私たちの手は繋がれている。


「寂しいです」


「会えなくなるわけじゃないよ」


「……はい」


小春は、少しだけ泣きそうな顔をした。目元が潤んでいる。


私は、小春の頭を撫でた。柔らかい髪が、指の間を滑る。シャンプーの香り。


「大丈夫。ずっと、好きだから」


「……わたしも、ずっと好きです」


二人で、手を繋いだ。桜の花びらが、私たちを祝福するように舞っている。


観察者だった私は、恋をした。


静かに始まった恋は、きっとこれからも、静かに続いていく。でも、その静けさは孤独じゃない。二人で分かち合う、穏やかな静けさ。


陽だまりの庭で芽生えた想いは、いつまでも温かいまま。


紫陽花の花のように、雨に耐えて深く色づく、辛抱強い愛として。


---


> 観察者の私は

> 気づかなかった

> 見ているつもりで

> 見られていたことを

>

> 言葉を待っていた

> 紫陽花のように

> けれど待つ時間の先に

> 自分から踏み出す勇気があった

>

> 今、小春の手を握って

> 私は当事者になった

> 物語の中に生きる人に

> これからを紡ぐ人に


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