結婚の歴史・家父長制の本質
歴史を遡ります。6000年前、(ごめん、記憶です)地球が寒冷化し、人口が激減しました。そのあと暖かくなると、残った人たちは集まって、ストーンサークルを作りました。(世界同時多発的に起こります。多分天候への信仰と祈り、祭りのためと推測・不明)
だんだん人口が増えていきました。親の財産は長男が受け継ぎ、女の子は嫁に行って子孫を残せます(すでにこの頃、一人の男に女17人というような遺伝子ボトルネックが起きていました。ハーレムです)次男・三男・それ以下は居場所がありません。
4500年前、東方のユーラシアステップ地帯から、インド・ヨーロッパ語をもたらした一団がやってきました。(グルガン文化)驚くほど若い男性ばかりの暴力を賛美するグループでした。
家畜を放牧していて、肉を食べて体のデカかったグルガンの男たちは(多分馬に乗っていた)地元民の男は皆殺し、女と子供は攫ってきて、男の子は去勢して労働力(動物の去勢に慣れていたので人間にもしました。焼き印も押したかもね。その移動の規模は半端ではなく、人種の融合ではなく完全な置き換えでした)
女は全て子供を産ませるためにレイプしました。これが「家父長制」における「結婚」の始まり。妻=捕虜・奴隷。家畜と同じ、捕まえてきて飼い慣らし管理する自分の所有物。女の子は「妻」として、夫の両親・兄弟に死ぬまでこき使われました。
唯一の出世の道は男の子を産むこと。息子を通して初めて家族の中で価値ある存在になれ、歳をとれば娘と息子の嫁と小さな孫を支配できました。(父系社会は、常に年長者が上で従わなければなりません)
初めから女は人間ではなく、男(支配者)の息子を生産する性奴隷だったのです。当然どれほど働いてもタダ働き。(だって奴隷だもの)嫁に行く時の結納金は奴隷売買がルーツ。どれだけ虐待して殺しても、「俺の財産をどうしようと俺の勝手だ」これが家父長制における男・父・夫の言い分です。父系社会の結婚制度には、初めから愛など組み込まれていませんでした。あるのは「支配」と「服従」だけなのです。
多分ネアンデルタール人も同じようにして滅んだと思われる。全人類のDNAの7%はネアンデルタール人の遺伝子が入ってるそうです。きっと女の子たちが伝えたのです。
縄文人の現在の遺伝子は日本人で15%くらい。(アイヌは高い)外来弥生人に征服されて、同じことが起こったのでしょう。
西ヨーロッパの理想・原点とされるギリシャ神話は、男神ゼウスがあらゆる女とニンフをレイプしまくる話ばかり(他の男神も)。ギリシャでは、女性は家庭内に引きこもり公の場や知的生活から追放されていました。(19世紀のイギリスみたいに。もちろん選挙権はありません)ギリシャ神話で最初の女のパンドラは、人間社会に悪をはびこらせた元凶と言われました。聖書では「人間の堕落は知恵の実を食べたイブのせいなので、女は男に支配される」と神は言いました。システムとして女が悪で、だから女は服従するのが当たり前だとされています。
でも、その頃にも「母系社会」を営んでいる民族は世界中にいたのです(アジア・アフリカ・南北アメリカインディアン)
「家父長制」しかなかったのは、西ヨーロッパだけでした。(キリスト教徒・イスラム教の一神教は家父長制)人間の価値は、支配している人間の数に比例すると男たちは思っていました。だから戦争して女を手に入れ、たくさん息子を産ませて戦士を作る必要があったのです。女に大量に子供を産ませ、戦士を大量生産し、王(支配者)のため、どんどん敵を殺して奴隷を作る国は強いのです。ローマ・ペルシャ・モンゴルみな世界を征服し、大帝国を築いています。
この東方(遊牧民)からの移動は、その後のフン族(匈奴)のゲルマン民族大移動・モンゴル帝国チンギス・ハンの征服と何度も起きています。いずれも、気候変動・感染症の蔓延などの人口変動がきっかけでした。こうして西ヨーロッパに家父長制が定着します。
やがて19世紀~20世紀。植民地支配により、母系社会は野蛮で時代遅れとの啓蒙思想を広げるため、支配者のジェンダー支配が無理矢理押し付けられて、家族内で女性が尊敬された母系制は、家父長制に取って代わられ、世界中の女性は従属的な立場に追いやられていきました。
まあ、ごく大雑把に書くとこんな感じです。
昔、狼に育てられた狼少女がいました。その姿は一応人間ですが、行動は狼そっくりでした。死ぬまで人間の行動はできませんでした。
人間はそのままでは人間にならない。社会の中で学んで初めて人間になる。
家父長制社会で育てば、男の子は女は男の下の存在だと信じて育ち、そう行動します。女の子は、女は男の下なんだと何も言えずに育ちます。
社会の押し付ける環境という教育に支配され、順応しなくてはそこで生きていけないからです。今、植民地支配により広がった家父長制は全世界の7割以上を占めています。
私は小学生の頃、私を殴り支配する母の押し付ける価値観に「こんな女になるくらいなら死んだ方がマシだ」と思い一生結婚しませんでした。僻地の農家の本家の末っ子で女(ヒエラルキー最下位)に生まれた不運でした。
今思えば、母も家父長制教育の被害者だったんだけどね。
本当は資本主義のアメリカと、共産主義時代のソ連と、その後の東欧諸国のジェンダー比較も面白いんだけど、疲れたのでこの辺で。
母系文化の資料として読んだ「家父長制の起源~男たちはいかにして支配者になったのか/アンジェラ・サイニー」の一部要約です。もう頭に入ったので消してしまおうと思ったのですが、あまりにも衝撃的な内容だったので、コレから結婚を考えてる方々に、一応知識として伝えておこうかと思い掲載しました。
日本は先進国で最下位に近いほどの、男尊女卑の国です。「小説家になろう」でもアニメ顔(知能のない赤ん坊顔)でホルスタインのような乳を振り回し、尻を突き出し、大股を開き、女に恥ずかしい格好をさせて男が大喜びするCMを強制的に見なくてはなりません。これが「女=性奴隷である」という父系制度の本音です。
「愛」だの「幸せ」だのという嘘くさい言葉を信じて結婚しても、男が妻に期待しているのは、「死ぬまでただ働きをしてくれるSEX付き家政婦」です。どれほど下げずまれても「生活の保証があって食いっぱぐれなきゃいーか」でよろしいなら、いい就職先かもしれません。
くれぐれも雇い主が「女を人間として尊重」してくれる男性をお探しください。
ごく稀に「結婚して50年、本当に幸せでした」とおっしゃる方も、0な訳では無いのです。(負け惜しみなのかもしれないですけど)