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『肉食』

作者: ながさわらむ


『肉食』





「男の恋は鳥のようだ。撃ち落とされたら自由に空はもう飛べない」





父はそう言い残して死んだ



僕の部屋の時計をみると25:00時を回っている



壁一面には巨大なドアーズ、こちらに向かって吠えてるジムモリソン



自由を勝ち取るために銃を手に取るのか、吠えなくてもわかっているが無意味なのは皆心得ている




ウォークオンザワイルドサイド


逃げ場のない日々に逃げ道を求めるつもりであろう


大きくクロスした全ての人間の交差点に立ち寄り


どちらに曲がるか選ぶんだ




部屋の壁を見つめ続けて自分の未来を夢想するものの浮かんでくるのと言えばルーリードの鼻歌くらいのもんだ。




記憶の墓場にいる気分


昔のことを思い出したりしながら


夜は同じように更けていく


会合を望まない自分自身


テーブルを回せ


栄光を栄光を




快適に甘んじた自分自身


テーブルを回せ


永遠の豚共を



絶頂の中倒れるパレード


ふざけているビートルズ


そっけない態度のレボリューション


調子ハズレのリンゴスター






白くモヤのかかった部屋の壁に映っては消える気持ちに父の遺言をみる







「おおいに、結構、僕は銃を買う」




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