セキヤミチナガの一番弟子?
この話は、第315話 伝説の3分、「私は先生の弟子ですから。」のアンドリューさんの言葉と
第345話 備えるものたち、「ミチナガさんがそこまで至ったのなら僕も頑張ります!僕はあの人の友達で…一番弟子ですから!」のマクベスの言葉に色々思い作りました!
尚アンドリューさんは“一番”と言う言葉を使ってませんが、順番を考えると彼が一番弟子と言う言葉を使っても可笑しくないので、アンドリューさんも一番弟子と言うことにしました!…ご了承下さい!
使い魔夕暮れが誕生して少し経ち、夕暮れが体内の魔力の最大値を高めつつ、エヴォルヴの戦闘訓練の基礎を終えた頃…
『夕暮れ・ミチナガ様!ポチさん!お願いいたします!』
「?急にどうした?」
『夕暮れ・今我々は多忙な状況であり、実力を高める為の下準備もありますが!…ミチナガ様が守りたい世界を!オイラも見聞きして体験したく!旅に出たいのです!…ワープさんの協力もあれば一年以内に済むと思うのですが…その…勝手ですが!お願いいたします!』
「…そっか…俺はいいけど…なぁポチ?どうする?」
『ポチ・う~ん…僕としては世界復興と戦力アップとかに集中して欲しいけど…モチベーションに繋がるし…まぁただ遊そぶだけでなく、武者修行を兼ねるならいいよ!』
『夕暮れ・本当ですか!?』
『ポチ・後!もう一つ仕事を任せたい!』
『夕暮れ・なんですか?』
『ポチ・戦闘面の強者の魔帝限定になるけど、もし会えたら、数年以内に使い魔達…エヴォルヴ機甲師団と模擬戦をさせてもらいたいので、そのアポイントをとって貰えるかな?』
『夕暮れ・はい!ポチさん!わかりました!使い魔夕暮れ!その命令確かに承りました!』
ちなみに手合わせの件は、本編、第528話 ニコカミにて、勇者神アレクリアルが“「そういえば報告にあったが、お前のとこの使い魔が各地で魔帝クラスと模擬戦をしていると聞いたぞ。」”言った事の辻褄合わせである!
『夕暮れ・あっ!ちなみにオイラは最初に向かいたいのは…戦闘面の強者では無くてですね…ミチナガ様の一番弟子のお二方の元に向かいたいのですが…よろしいでしょうか?』
「…は?…一番弟子?…二人!?…初耳だし、矛盾してるんだが!?」
『ポチ・一体誰と誰!?』
『夕暮れ・もちろん!アンドリューさんとマクベスさんですとも!』
「…あ~…あの二人か…でも、アンドリューさんは俺を先生と言ってるから分かるが、マクベスとは友達で、弟子に取った覚えは無いんだけど…」
『夕暮れ・ミチナガ様の反応を見るに、お二方共に“自称”だと思いますが、その辺りも兼ねて!お二方が公の場で争わないようにお二方の対談も予定しております!…で…よろしい…でしょうか?』
「…う~ん…俺に一番弟子が二人ねぇ~…嬉しいような…恥ずかしいような…俺はこの気持ちを整理するから、夕暮れにはポチが返事しといて。」
『ポチ・ええ!?ここで丸投げ!?…ええ…う~ん…ねぇ夕暮れ?さっきこう言ったよね?“お二方が公の場で争わないように”って?』
『夕暮れ・はい!後にも先にもどちらにしても二人が少し言い争うと思いますので、後の大きなトラブルを避けるために一番弟子のお二方を対談させたいと思います!…そしてこの言い争いを収めましたら!オイラはお二方と共にミチナガ様について語り合おうと思いまして!』
『ポチ・…私利私欲じゃん…却下したいけど…二人とも偉い立場の人間なんだよね…アンドリューさんの方が圧倒的に地位とか強いけど…でもこの先のボスの事を考えると…遺恨は残したくないしな…わかった!いいよ!…でもアポイントの件忘れないでよ?』
『夕暮れ・はい!ありがとうございます!では早速!…あ~…忘れないようにマザーに協力を頼んで…それからワープさんに協力してもらって、眷属を送って…そうそう!マザー経由でリューさんとヘカテさんにアポイントも取らなきゃ!…では!失礼します!』
こうして!夕暮れのプロデュースの元、セキヤミチナガの一番弟子同志…もとい“同士”の対談が始まる!
…それは同時に使い魔夕暮れの少し長い冒険の幕開け…プロローグでもあった!!
続きます!ご期待下さい!では!