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第3話

「私たち疲れたから、残りの足りない分はあんたが用意しておきなさいよ!」

「あんた無駄に作る速度だけは速いんだからね。まあ、いくらたくさんポーション作っても効果の薄い奴ばっかりじゃ無駄だろうけどね?」

「……はい、わかりました」


 姉たちは夜になりベッドへと向かった。

 私は別にポーション作りで疲れるなんてことはない。


 だって、楽しいし! ポーション製作に関してはまだまだ学ぶことがたくさんあるからだ。

 さっきだって、新しい組み合わせのポーションが出来たんだからね!


 私は姉たちに言われた通りにポーションの製作を行っていく。

 次で最後かな?


 ゴールが見えてきた私は、口元を緩める。

 ……もう時間のことを考えて作る必要はない。

 だから、最後は飛び切りのポーションを製作するんだ!


 とりあえず、今回の目標はAランクのポーションを作ること!

 ポーションにはSSSランクからFランクまであるんだけど、もちろん一番良いのはSSSランクだ。

 私はまだAランクのポーションが限界だった。

 

 ただ、Aランクのポーションを作るのは並大抵のことじゃない。

 まず、魔力水は最低でもBランク以上を用意する必要がある。


 ……でも、出来るのならやっぱりAランクの魔力水を用意しないとね。


 まずは魔力水を錬金釜へと入れる。


 魔力水 Bランク


 やった! 大成功! ポーションをたくさん作っていたおかげで魔力のこめかたもだいぶコツをつかんできたんだよね。

 ……連続で長く作っていると段々と質が落ちてくるって聞くけど、私の場合は違う。

 たくさん作ることでどんどん質をあげていけるんだよね。


 とりあえず、あとはこの魔力水をAランクにしないとね。

 私は鑑定を使用し、複雑に絡み合った魔力水の様子を調べていく。昔、何かの本で見たことがある遺伝子情報もこんな感じだったなぁ、とかそんなことを考えながら成分の調整を行っていく。


 Bランクの魔力水ともなるとあまり無駄はない。まだ私が気づけていないだけなのかもしれないけど……。

 気づいた部分から、どんどん修正していく。

 それの修正はもはや針で……いやそれよりももっと細いもので、ミリ単位の調整をしていくようなもの。

 かなり集中のいる作業だけど……少しずつ構造が正しくなっていくのは楽しい!


 私はその魔力水に没頭し、おおよそ十分ほどかけ、完璧な魔力水を作り上げた。


 魔力水 Aランク


 これでも、まだAランクなんだよね。Sランク以上は一体どんな世界なんだろう?


「よし、あとは……薬草だね!」


 なるべく質の良い薬草を選んでいく。

 Aランク以上の薬草はこの時のためにとっておいたんだよね。

 にやにやとしながら、薬草を投入していく。

 

 出来上がったポーションは――。


 体力魔力回復ポーション Aランク


 やった! 最後に味の調整を慎重に行っていき、私はそのポーションを作り終え、休んだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] >何かの本で見たことがある遺伝子情報もこんな感じだったなぁ ファンタジーの世界観なのに遺伝子情報ですか?かなり文明が進んでいますね。 >それの修正はもはや針で……いやそれよりももっと細い…
[一言] >とりあえず、今回の目標はSSSランクのポーションを作ること 序盤でS3ランクが製作出来るのは違和感が有る。 そこに至るまでの苦労話も無いので、誰でも作れるものなのかと。 最初はAランクが…
[良い点] ポーションの味見(笑)疲れ知らず(*´ω`*)
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