私は愛されています
更新遅め。
少しずつ描いていって、少しずつふやしていく。
拙いですが、宜しくお願いします。
ーー今日も1日が過ぎていく。
当たり前のように、風が横から髪の毛を撫でていくように。
私の時間は、その風に乗るようにして流れていく。
今日は学校が休みで
そして
私の誕生日。
私は16年前のこの日、パパとママに愛されて、この世に生を受けた。
パパは運命だって言う。私を産むためにママと出会ったんだと。
ママは
またそんな冗談を言って
とパパがその話をする度に言っているけど
そう言うママはとても幸せそうな顔をしているんだ。
そんな二人を見ると、私まで幸せで嬉しい気持ちになって
じゃあ私がちゃんと二人を繋いであげないとね
って
ママみたいに冗談まじりで、多分幸せそうな顔をして言うんだ。
毎年家族の誕生日はしっかり祝うって言うのが私の家のルールみたいなもので
今日もその為の買い物をママとしに行く。
ママが朝少し用事があったみたいで、いつものデパートで待ち合わせ。
「きっと今日もパパは、私を産むためにママと出会ったんだって言うんだろうな。」
毎年誕生日には、パパが決まって溢れるように言うそのセリフは、聞き飽きたけど、だけど、愛されてるんだなぁって実感するから
だから
今日もそのセリフを聞くのを一番の楽しみにしてる。
デパート前の信号が青で点滅してる。携帯を見ると待ち合わせの時間2分前。
やばい間に合わない。
そう思って駆け出そうと前を向くと
信号が赤に変わったところだった。
気に入ってくださると嬉しく思います。辛口批評はありがたくお受け致しますが、誹謗中傷はお断りさせていただきます。
初めての小説投稿。少しずつでも上達して行きたいです。