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第4話 スキル

ニカはステータスのスキルの部分をタップすると画面が切り替わった。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



『割り振り』

レベルアップが出来る様になる。レベルアップするとステータスが成長し、ステータスポイントを入手できる。稀にスキルを入手できる。

未振り分けステータスポイントを振り分けられる様になる。


『従属妖精の加護』

契約者を補佐する従属妖精と契約できる。


『強運』

調合成功率、鍛冶成功率、建築成功率、命中率が上昇する。


『木こり』

木を綺麗な断面で一撃で切り倒せる。


『翻訳』

言語全てを理解できる。

言語全てを発することが出来る。


『売却』

スキル内通貨『円』と交換できる。※対象が自分の所有物、意識を失っている のどちらかに該当しなければ売却不可。

対象を査定し値段を知れる。


『購入』

ニルメスで発見した素材とスキル内通貨『円』を交換出来る。

地球に存在する物とスキル内通貨『円』を交換出来る。※一定以上のステータスポイント『技量』及びスキル『具現化』が必須。

スキル内通貨『円』をニルメス統合通貨『ヘーブ』への換算が出来る。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



「かなり具体的で大体分かった。ただ、一つ質問いいか?」

「はぁ、どうぞ」


僕が説明を求めるとニカがため息混じりに応答する。流石に悪いので言及しない。


「ニルメスって何?」


こちらに来て、約4~5時間。結構説明を聞いてきたが、初めて聞く単語。


「ニルメスとはこの惑星とでも思っておけば大丈夫ですよ」

「と言うと?」


ニカは曖昧な言い方で説明する。ここは別世界だから別の星と言われてもさほど驚かないが、「惑星とでも」とはぐらかすのは怪しい。


「この星では水や緑が有り、人が居て、幾つもの国があり、それこそチキュウと同じ発展をしています。現在は中世、タクミさんの居た国ニホンで例えると平安から室町時代程の頃とほぼ同じ文明レベルです」


今は先進国の日本だが、昔はそうでも無かった。だがおよその文明レベルはこの星も中世を主として考えるとわかりやすいのだろう。


「この星の国はほとんどの国が一つとなって互いに不可侵を約束しあってます。よって国として区別する事はほとんど無く、一つの星として呼ばれてるのです」

「ほおう」


この時代から戦争が無いのは素直に賞賛出来る。よくまとまっているもんだ。


「そしてその『星』の名前がニルメス」

「意味は?」

「名前のですか?」

「そう」

「この星の最上偉人とされてる二ガルテクト・ヘルメデスからとったのでは無いかと言われています」

「誰?」


全く聞いたことの無い名。


「なんでも、この星の戦争を終わらせたんだとか」

「すげー」


終戦させた人は確かに凄い。


「質問は終わりですか?」

「ああ、ありがとな」

「頰っ──」


僕はニカが頰っぺプニプニをいう前にもうニカの頰を摘んでいた。結構ニカの頬の虜になっている。見た目以上に柔らかくて揉んでいると気持ちがいい。


「ふぁわわわわわわ」

「それ、喜んでるの?」

「ふぁい、ふおふ(はい、凄く)」


ニカは嬉しい時によく分からない言葉を言う。一つ覚えた。


「で、ステータスポイントだけど技量に全部振ろうと思う」

「ふぇ?」


僕の言葉にニカは驚いて僕の手がニカの頬から離れる。しかし、すぐニカが僕の手を頬に持っていかせる。また摘む。


「ステータスポイントを全部技量に振ろうと思うんだけどいいかな?」

「いあいら、らめれふおぉ(いやいや、だめですよ)」


文が長くなるともはや聞き取れない。なので僕はニカの頬から手を離す。ニカは察したのか渋々了承する。


「なんで?」

「バランス良く振った方が良くないですか?」

「でも僕、購入使いたいから」

「なるほどです、その為にですか」


購入の条件に一定以上のステータス値とあった為に僕は技量に振る。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


技量 130 → 200

未振り分けステータスポイント70 → 0


よろしいですか? (はい いいえ)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


最終確認画面が出てきた。勿論はいだ。


「オーケーだ」


《スキル 具現化 を入手しました》


「お?」

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