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妄想から解き放たれる詩 イン  作者: きるけ
未来
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左翼はジャンプの漫画の悪役みたい?

左翼思想は常に敵を対立概念として必要

マルクスはブルジョアがいないといけない

思想を作った


プロレタリアートがブルジョアみたいな状態に

なってもどこかにブルジョアを作り続けないといけない


存在は二つ以上ないと存在をつくれないというのは

原則としてあるのだろうけど


それを必ず対立という軸にしてしまわないと

左翼思想はどうにもいかないらしい


思想がそもそもそうなっているのだろうから

それは仕方ないという前提で考えるとする


それで対立といえば思いつくよくあるのが

ジャンプを代表とする少年漫画のライバル


左翼がもし他の仮想、もしくは現実にある敵をライバル視

して切磋琢磨するならそこから何か生みだされるという

可能性もあるだろう


しかし彼らの目的は対立概念を必ず敵として認識して

最終的にはそれをつぶそうとしているということ


切磋琢磨どころではない


そしてよくよく考えるとこういう存在はジャンプの中で

どういうものかと思えばすぐに思い当たる


それは悪役である


まあジャンプの場合悪役と仲良くなっていくという

結末もあるのだけど


それは悪役が自分の姿を客観的に分析して

自分がやっていることが正義というより何か

違う感情や心のわだかまりから来たものだと悟るから起こること


理性的な理論だけで考えて武装している左翼思想がそれを

するのは結構難しいとは思う


問題はそこにあるのかもしれない


妄想の原因は理性にだけ頼る一人よがりになるかもしれない

そういうところにあるのかもしれない

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