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妄想から解き放たれる詩 イン  作者: きるけ
未来
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ドラえもんが見た未来はもう……… 新近未来考

長い人気を保っているアニメドラえもん

世代さえもこれて下手したら3世代で支持されもされている


お話の内容はドラえもんというロボットが未来からやってきて

のび太というごく普通の少年にいろいろ未来のテクノロジーを

使って助けていくもの


まあそののび太が情けないほど何もできない子供

なので助けが必要という設定なのだが


ドラえもんが出す秘密道具が

いろいろ便利でこういうのがあったらなという願望に答えてくれるため


子供心をくすぐり人気になったのだが


ドラえもんの作られた時代はというと未来世界に対して科学的な可能性が

いろいろ膨らんでいてある種の科学万能バブルの時代だったともいえる


SFという空想科学小説や漫画などが絶頂の時代でもあった




いろいろ客観的になって考えてみるとということで

ドラえもんの構造を分析されていたりもする


そう主人公のび太が

なぜのび太がいけないのかというと

だらしないし、やるきもない


夢を抱いているといっても

それは普通どんな子供でも

抱いていて代わり映えもしない 


のび太を通じた未来図は妄想かなっていうとちょっと

言い過ぎかもしれない


しかしのび太はドラえもんにあまりにも頼りすぎ

ドラえもんという存在は確かに現実にはないし将来

あそこまでの思考回路をもった機械はできない

可能性も高い


それはさておいて確かにドラえもんがいたと仮定して

のび太は余りにもドラえもんを活用できていないのも事実


だからのび太なんだろうけど


ドラえもんの出してくれる道具でずるとはいかないにしても

効率よく勉強をすることはできるだろうし


それなのにのび太は何もしない


もちろんそれは連載のためのネタだから

のび太はドラえもんの道具で失敗しないといけないという

おきまりを破ることができないだけだといわれれば


そんな漫画どうして教訓じみた内容の象徴として使えるのか

夢をいだく子供のための話になるのか


よくよく考えるとおかしな話なのだ


科学が現実を超えてすごい存在だった藤子氏が描いていた当時は

ドラえもんが未来の象徴であり、ドラえもんが何か希望の象徴に

なれたのかもしれないが


現在科学はSFにおいついてきてしまっている時代である

いわゆる妄想も含めていたかもしれない過去の近未来像は

現実の形となってリアルに実体化している


過去の近未来像は人々や物語で夢想されていた形でなく

現実になっていっているものがかなりある


そもそもそれほどまでに正確に人は何かをイメージはできないものだ

だからそれは仕方ないしそもそもアップデートしないと

旧態依然なる仕組みでそのままいき


日本が経済的に停滞したバブルのようなものと同じく

夢想バブルははじけてその先に進みづらくなる


だからドラえもんという幻想は今となっては再構築されないと

いけないのだと考える


それがどんな形になるかはさておいて


子供に夢というものが何であるのかという難しい内容も

含めて何か訴えかけるものでないといけないのかもしれない


また機会あればそれがどういう形になるのか考えてみたい

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