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妄想から希望に向かう詩 希望
何かがかわるとき
何かが起こりそうで
何かがこの道を壊してくれる
とめどなく流れる
水の流れがいま
この世界の道をつくる
人だれもが歩いている
どこにいくのかを考えないで
生まれてきた意味をもがきながらつかももうと
ただ歩いていくだけさ
夢や希望というものは
今までみえてきているものとは違い
明日の先にあるただそれだけでもないし
なぜか苦しいものなんだ
誰かにみられるための希望なんか
なんの意味があるのか
誰か夢想する希望なんかに
なんの意味があるというのか
確かめることばかりでおちつかない
震えるこころみつけても
たしかめられないことばかりがみえて
ただ心が痛いだけさ
人に生まれてきたことがどれほど
意味と価値を持っているのか忘れ
便利さと欲望とそしてわずかな屋すら気のため
人は自分を見失うのかな
明日につながえる道を引き返して




