56/187
イメージに振り回されて
人のイメージに乗りながら
人のイメージの上でけなす
人のイメージの上に立ち
人のイメージの上で踊る
いつになってもそんなことばかり
確かにそれが人間かもしれない
だけどいつかしっかりとしたところにたっていたいよ
何よりもまして世界は見えなくなるばかりだから
それに自分の心に問わず
あふれる世界に身を任せているからさ
だけど僕はその中にいることにすら
気づかないでいる
だから僕は自分自身本当にわからないでいる
それは当たり前のこと
だって誰も自分のことを知らない
そんな世界の満ち溢れた
イメージの中にひたっているからさ
イメージなんか捨ててしまえ
言葉なんかに流されるな
ニュースやテレビが何を教えても
くれないことは誰もが知っている
わかった言葉語るそんな不自然な人の
話なんか聞いているなら
することはそこにあるはず
だからいつかはたどりつける
自分自身というものに
誰もついてきてくれなくても
そこには自分があるはずだし
今よりも高く遠く飛ぼうとするなら
今そこにあるもの
かなぐりすてて飛び出さなければ
何も見ることはできないさ
だけど忘れてもいけないこの世界には
イメージと人がいることを




