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人はどうして目的を忘れ過程のものにのめりこんで 身動きできなくなってしまうのか
人はどうして目的を忘れ
過程のものにのめりこんで
身動きできなくなってしまうのか
どんな社会でも
どんな偉人でさえ
それはかわらないように感じる
人がなぜ時代の中で生きる
ことだけにしがみつき
本来的なことを忘れてしまうのか
どんなに努力しても
どんなにもがいても
それはかわらないように感じる
けれど私は思う
変わらないのは仕方ないのであって
それを変わっていないと
思うのが問題なのだと
どんな道も小さな一歩からしか
始まらないのだから
人の変革という大きな道の上で
その先の果てしないようなところに
たどり着くために
目的の場所はいくら歩いても
近づかないように思える
けれど近づきつつあるということで
最初の気持ちや熱意を忘れずに
あゆみ続けているということを
忘れないでいければそれでいい
それすらも忘れてしまう
実はそこが一番の問題なのだ




