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妄想から解き放たれる詩 イン  作者: きるけ
未来
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うねりのなかにボクらはいるんだ

何処に行くにも消えることがなく

何をするにも見えることはない


ぼくらの存在とは本当のところ

いったい何なのだろうかと思う


そもそもが、何を理由に

存在していると思っていたのか


自分自身を、はたまた世界を

そして何の根拠があって

今があると思えているのか


実のところ僕らはよく知らない

でも実は本当はわかっている

ことがある


僕らの真実はうねりの中に

いるように不確かで

そして見たくないこと

ばかりな現実に迷い


そもそもの本当の根拠を

失いかけていることを


現代は根拠がなくなった

時代とも言われて


妄想と迷走がはびこる

時代になったのかもしれない

いつのまにか


でもわたしたちは

それでも感じるのだ


うねりはとまることがなく

うねりは必ず落ちていき


うねりはいつの日か

また元の姿をとりもどす


またうねるにしても

それは構わない


うねり続けていく毎日の中

日々たゆまない思いで

生きていった


そのすべては

消し去られることはない


ある意味人は過去にしばられて

いるのかもしれない


しかしうねりは

どこかに向かっているように

静かな歩みを続けてはいる


ボクたちからうねりは

とられることもなく


ボクたちはうねりとともに

生きているのだ

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