プロローグ1
神様は確かに居る。
神様には位が存在する。
上から最高、上位、中位、下位、新人、地方の5つだ。
地方神は世界に1人以上存在する。
いわゆるご当地の神様だ。
その下に部下が居るがそれは神ではなく精霊という存在だ。
地方神の上司が上位、中位、下位でいくつかの世界を任されている。
任されている世界の数は中位>下位>上位。
地方神はその世界の神であって下位の神になることはない。
下位は年数と最低の実力や技術さえあれば中位になれる。
しかし上位に上がる為にはそれ相応の実力や技術が必要になる。
なので上位神は1桁しかいない。
最高神に上がるには最高神と同等の実力や技術を持っていなければなれない。
上位神でさえ1桁しかいないのにそんな簡単に最高神にはなれない。
いまだに最高神は1人しかいない。
その1人はこの組織を作ったいわゆる創業者だ。
新人神にはとても大変な研修がある。
研修が終わった頃には1人残ってたらいいぐらいだ。
そんな新人神に研修不要とされた神がいた。
その神はすでに上位神を約束され、最高神に近いと最高神自ら言った。
そんな新人神が位が上がらない理由は年数だった。
そんなわけで、最高神が「1つの世界を管理しながら遊んでこい」と言われてからこの物語が始まる。