「いつもそばにいるよ」「ぼくね、宇宙人なの」「大人になった人」
「いつもそばにいるよ」
さびしいとき
かなしいとき
おこっているとき
うれしいとき
たのしいとき
しあわせなとき
いつもあなたのそばにいるよ
どんなときも
だから今を受け入れて
やっていこう
生きていこう
わたしがいっしょだから
さみしくなんかないよ
大丈夫
どんなときも
いつもそばにいるから
「ぼくね、宇宙人なの」
ピコピコ
ぼくね、とおいお星様からやってきたの
ピコピコピー
ぼくね、黒目が大きいの
ピコピコ
ぼくね、とってもほそいんだ
ピコピコピー
でもね、ぼくとっても元気なの
ピコピコ
なぜだかわかる?
それはね、あまりごはんたべすぎないんだ。
だってね、宇宙にはたっくさんのエネルギーが浮いているんだもん
それでおなかがいっぱいになっちゃうんだ
すごいでしょ
ピコピコ
「大人になった人」
小さい頃
光につつまれて幸せだった
大人になり
うらぎられ
人のきたないものをみ
いつしか
光を感じなくなっていた
すべてをみとめ
すべてを受け入れ
すべてを信じた
小さい頃
「大人の世界はそれではやっていけないよ」
大人の入り口でだれかがそう教えてくれた
どうして
すべてをみとめ
すべてを受け入れ
すべてを信じちゃいけないの?
いつしか仮面をかぶり
鎧をまとい
その重みにつぶされるまで・・・
暗闇の中
何かを探しつづけていた
「目をさませ」
小さな自分が手をさしのべた
ひとすじのまばゆい光がすぐそばにあった
いつもすぐそばにいた光
だれかが勝手に決めた
大人という名のカラをぬぎ
光り輝く大人へ変身した