4話
「…はぁ?、俺の罪滅ぼしのために?世直しをするって?お前と一緒に?…いや確かにその強さがあれば多少は何とかなるかもしれないが、国を、しかも正しい方法で治すって、二人だけでできるわけないだろ。」
「じゃあ仲間を探そう!絶対にこの国の現状に不満を持っている人は大勢いるから、動いてくれる人もいるよ。というか、もう革命軍とかあるかもしれないし。力のない弱者の強みは数が多いこと。数が多いから弱者が得をする考え方を民意にできる。弱者が得をして、強者が損をするのが正しい考え方なのだと。人は一人では生きていけない。強者でさえも。弱者生存が正しい世の中だと認めさせよう!」
「…すげえ壮大だな、国を変えるって。お前確か人が苦手だからそんな恰好してこの町に来てるんだろ?そんなことしたら大勢の人と関わるしかなり目立つんじゃないか?」
「いいよ、友達が害されていたんだ!今までのように見て見ぬふりはできないよ!」
「…そっか、まあやるのはめんどくせぇけど、お前には勝てないし、罪滅ぼしだし、お前と一緒なら大変でも楽しくはなるだろ…わかった、やるだけやってみるよ」
「!、ありがとう!」
「で、だ。一緒に国直しするなら隠し事は無しだろ、その強さの理由とお前の見た目を見せろよ」
「うっ……えっと、信じてもらえるかわからないんだけど、でもほんとのことなんだ」
「いいよ、お前が俺を信じてくれたから、俺もお前を信じるよ」
「…うん。実は僕、…青鬼、なんだ。」
「えっ!」
「今は男性に変身しているけど、本当は女の子なんだ」
「…おお」
「シエラっていうのも偽名なんだ。僕ちょっと、見た目のせいで色々苦労してきて。だから、人に顔を見せるのがトラウマになっちゃってこんな格好で男の子のふりをしているんだ。」
「…人生で青鬼に会えるとは思ってなかったよ。でも確かに、その格好と強さの説明はつくな。…顔、見たいな。見せてくれねえか?」
「うん。…惚れないでね」
「男の顔に惚れるわけねえだろ馬鹿か。…いや、トラウマなんだもんな。大丈夫、お前は友達だと思ってるから、本当は女だって言ってもそれは変わらねえし、女の姿を見せるのが怖かったら男の姿だけでいいよ」
「…ありがとう、ちょっと怖いからそうするね。…取るよ」
――フードと仮面を取ると、そこにはなんと髪と瞳が真っ青の、絶世の美少年が立っていた。
「…は、真っ青じゃねえか!そりゃあ外見で苦労するはずだな!ってか顔整いすぎじゃね?ヤバ!すげえ!!」
「テンションすごい上がったね」
「だってこんなに真っ青な青鬼なんていねえぞ!お前世界最強で顔も最強ってずるいな!」
「もう!苦労してるんだからね!……まあとにかく、僕の本当の名前はラディシャ。これからよろしくね!ヴァルド!」
「おう!よろしくな!ラディシャ!」




