28話
「はい、会議です!昨日もやったのにまたごめんね?」
「それはいいが、何を話すんだ?」
「というより、仮面は付けなくていいんですか?」
「うん、もうみんなは僕の顔知ってるし、みんな以外とこのお城で会うことも無いから、もういいかなって!でもやっぱちょっと怖いから男の子のままではあるんだけどね?」
「それもそうですね、わかりました。で、会議とは何を?」
「うん、実はちょっといい事思いついて!」
「良い事?」
「僕がトップになったから、もうメルボン家が皇帝になることはないでしょ?」
「はい。レビーゲルのご子息はいますが、その者たちが皇帝になることはないでしょう」
「そう、だから心機一転"ディビラン帝国"の名前を変えてしまおうと思って!他国にもう今までとは違うんだぞっていうアピールも兼ねて」
「ああ!良いんじゃないか?」
「良いと思いますよ!」
「はい、賛成です!でも、名前はどうするんですか?」
「昨日僕、ベッドの中でずっと考えてたんだけど、"ルステレア帝国"ってどうかな?意味とかはなくて、響きで考えたんだけど」
「良いんじゃね?なんか"ディビラン帝国"って名前お前に似合わないし、そっちのほうが合いそう」
「良いと思いますよ!ラディシャ様が決めた名前なら国民も喜ぶでしょう!」
「とても素敵な名前です!ラディシャ様!」
「じゃあ、決定ね!今日からここは"ルステレア帝国"です!!」
「おう」
「はい!」
「ええ!」
「じゃあ話したかったのはそれだけなんだ。みんなありがとう!解散!」
「はい、ではお先に失礼します」
「では、私も失礼いたします」
「うん、じゃあね!僕も戻ろうっと!」
「…」
「?ヴァルドは帰らないの?」
「…あの、ラディシャ?その…。いや!やっぱ何でもねぇ」
「?そう?…何かあったらいつでも言ってね?」
「…おう!わかったぜ!…もう、戻るな。じゃあな!」
「うん!……何だったのかな?」
――――――――――
別に物凄く大きい事ではない。大して問題があるわけじゃない。寧ろ人によっては全然平気なことで、俺がちょっと変なだけだのだろう。過剰に反応してしまうだけなのだろう、きっと。…ああ、こんなんじゃ駄目だな。もっとしっかりしないと。
……頑張らないと。




