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青鬼の女帝  作者: ぽつ
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26話 ザックの訓練

「まあ、これで会議は終わりかな?じゃあ、解散!ザック君は騎士たちの寮を使って。ヴァルドは案内お願い!」

「へーい。おらザック、さっさと行くぞ」

「はい」

「せいぜいその強さをラディシャの為に使いやがれ」

「言われずとも」

「はあ…。」





――――――――――




「騎士団、注目。このチビが今日から入ったザックだ、風の精霊で俺より強い。一回暴れたのはお前らも知ってる通りだが、その暴れるザックを止めようとしてラディシャが顔を見せたら惚れて仲間になった。以上。質問ある奴いるかー?」

「はい!」

「はい、何?」

「なぜラディシャ様を呼び捨てなんですか?」

「もっと他に聞く所あるだろ…。まあいい、何故なら俺とラディシャは親友だから。はい、次」

「はい!」

「何だ?」

「なぜザックはヴァルド様を襲ったんですか?」

「ああ、今まで暴力振られてて精神いかれてただけ。でももう大丈夫だ、治った。恋は人を変えるんだぜ?」

 まあ、嘘だけど。怖がらせるから言うなって言われてるしな。

「だからザックのことは怖がらなくていい、安心しろ。ああ、あと幾ら俺より強いからって隊長は変わらないぜ?…他に質問は?」

「…」

「無いな。じゃあ解散!訓練に移るぞ。各自今まで通りに!俺はザックに教える。ザック、付いて来い、お前体力無いだろ。体力作りだ」

「はい!」


 訓練場の隅


「じゃあ、とりあえずストレッチやってくぞ。お前柔軟性重視するタイプだろ、たっぷりやっとけ」

「はい。わかるんですか?」

「まあ、何となく。その後は腕立て伏せを、とりあえず100回だな、やる。んで余裕そうだったらもっと追加だな」

「俺スピードが取り柄なんであんまり筋肉付けたくないです」

「お前は風の力のおかげでスピードは十分すぎるくらいあるんだ、多少落ちても問題ないだろ。それより体力とパワーを付けろ。お前ラディシャに攻撃当てた時、あいつの手が切れて血が出ただろ。ラディシャに傷を付けられる威力ってのは一般的に見たらかなり強いが、お前ならもっと上を目指せる。俺の攻撃はラディシャに当たったことはないが、お前よりは威力が強い。俺ほどは難しいかもしれねぇがお前も鍛えればマシになる。あと、スピードだけの奴だと狭い所で戦った時に威力が出ない」

「ほう」

「狭い所だとスピードが上がり切る前に攻撃が当たるからな、威力が弱くなる。お前は体の小ささのせいでリーチも短いから余計にそうなりがちだ。…お前は今まで武器を持たない者を一方的に殺してきたから、まあ体が傷つく威力、つまりナイフで問題なかったんだろう。だか騎士は基本戦う準備がある奴ばかりと戦う。鎧を着て剣を持つんだ。鎧を傷つける威力がある重い剣を持たないといけないんだ。お前は体も小さいし、力も無いから最初は小さめの剣を使え。んで筋力付けて鎧の重さと剣の重さに耐えられるようになって本番だ。いいか?」

「…筋力を付けることは理解しましたが、鎧と剣には反対です」

「ああ?」

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