11話 革命を進める
そしてレオンを帰した後、それぞれが活動を始めた。
レオンは自分と仲が良かったり、皇帝に虐げられている貴族たちを中心に説得をし、仲間を増やして派閥を作った。レビーゲルに否定的だった者達がレオンの庇護を受けたことにより、とても活発に、意欲的に動いてくれた。その者達が暴力行為をしないよう見ていたり、レビーゲルからの風当りは強くなったため大変ではあったが、特に大きな問題なく派閥を作ることができた。
ラディシャ達は、革命軍に青髪の青鬼がいることをレオンから借りた種族探知機で証明しながら広めたり、団員たちも反皇帝の演説をしたりしてくれた。レオンから聞いたレビーゲルの悪行も記者に記事にしてもらった。運よく記者が皇帝にとても否定的な人物だったため、スムーズに話が進んだのだ。今まで隠されてきたレビーゲルの犯罪は、禁止されているのに奴隷を買っていてその子たちに虐待、レイプなど、中には未成年の奴隷もいるため未成年淫行まで、とにかくシンプルに変態だった。意外とそれ以外の犯罪はしていないらしい。多分皇帝としての生活にある程度満足してるんだと思う。そして、そんな活動の民たちにも反皇帝の思想が強く根付き始め、貴族たちからもそういう活動をしている民衆が多くいることに不満をもったため、両者の間で軋轢が生まれたのだった。
「今日は、前から準備していたデモをするよ」
「おう、プラカードもばっちりだぜ」
「団員たち、このデモは皇城の前まで行って、皇帝が廃位することを訴えるよ。無理やり城の中に押し入ったりしないでね。皇帝が犯罪をすることを否定するなら、僕たちが犯罪をするわけにはいかないんだ。わかった?」
「「「了解しました、ラディシャ様!」」」
「おし、行くぞぉ!」
街中を、ラディシャとヴァルドを先頭とした集団皇城に向かって歩いている。
「レビーゲル皇帝は、廃位しろー!」
「「「レビーゲル皇帝は、廃位しろー!!」」」
「税を、下げろー!」
「「「税を、下げろー!!」」」
「犯罪を、するなー!」
「「「犯罪を、するなー!!」」」
「どうしよう、他に何て言えばいいのかわからない」
「自由に叫ばせておけばいいだろ」
「確かに、みんなそれぞれ言いたいことあるだろうし」
―皇城前
「我々は、革命軍です!僕はそのリーダーの青鬼、ラディシャ!!僕たちは、レビーゲル皇帝に廃位してほしくて、来ましたー!!レビーゲル皇帝、はんたーい!」
「「「レビーゲル皇帝、反対!!」」」
「税を下げやがれレビーゲルが!!」
「民を虐げてまで自分が得をしたいか、愚か者めが!!」
「お前みたいなクズの変態がこの国のトップだなんて、ふざけているにも程があるぞ!!」
「…ヴァルド、なんかみんな口悪くない?」
「鬱憤がたまってたっつーのと、お前の前では猫かぶってたからな」
「ああ、そっか。やっぱ青鬼ってまともに人と関われないなー、今更だけど」
「今言うことじゃねえだろ、後にしろ」
「あ、ハイ…。あ、騎士団が出てきたよ」
「おい、お前たち!皇帝に無礼だぞ!全員不敬罪で逮捕してやろうか!!」
「デモ活動も不敬罪なの?…どうしよう、僕とヴァルドは強いからいいけど、みんなは捕まっちゃうかも… ?」
「お前と俺なら全員守れるし、っていうか相手も青鬼の前で武力行使なんてするほど馬鹿じゃねえだろ。ハッタリだよ。お前頭いいほうなんだから考えりゃわかるだろ、緊張してんのか?」
「…うん、正直人前に出るってだけで怖いや」
「なんだ、お前ここしばらくずっと無理してたのか?言えよ、お前のためならケッコー頑張れるぜ、俺」
「いや、やらなきゃいけないことがあるから。僕も頑張れる」
「じゃ、しっかりしてろよ。ラディシャ……騎士団も来たし、もう今日は終わりだな」
「うん、そうだね。……みんなー!今日は残念だけどこれで終わり!もう帰ろう!!」
「「「…了解しました!」」」




