表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/25

木星の衛星エウロパから来ました①

1610年のある日の夜──イタリアの学者ガリレオ・ガリレイは、自ら改良した望遠鏡を木星に向けた。すると、彼の視界に四つの小さな光点が浮かび上がった。


 のちに「ガリレオ衛星」と呼ばれる、イオ・エウロパ・ガニメデ・カリストである。


 それらの光点の位置が日ごとに変化していくのを見ると、こう呟いた。


「木星の周りを回っている」


 地動説を裏づける発見である。


 その中の一つ「エウロパ」は、ギリシア神話の女性「エウローペ」に由来する。フェニキアの王女であり、ギリシア神話の主神ゼウスに愛された女性である。木星=ゼウスというイメージから、もっとも木星に近い衛星にその名が与えられた。


 余談であるが、エウローペの名は後世、「ヨーロッパ大陸(Europe)」の語源となったとされている。


 その「エウロパ」は、彼女の美しさとは異なり、氷に覆われた衛星である。


 だが──その氷の下に何があるのか、人類は知る由はなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ