4話(始まり)
『』は初登場の登場人物紹介。モブは除く。
2回目以降は前書きに書きます。
井上達也
大学で経済学を学んでいる。
佐々木康一
達也と同じ大学で経済学部
達也とは小学校からの幼なじみ
金剛のぞみ(こんごう のぞみ)
普通の大学生、達也とは小中学時代の同級生
MY
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次の日
僕達は中学校の正門前で集合して約3年ぶりに母校の門をくぐった。
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はずだった。
気づいたら、なぜか真っ暗な体育館の隅で康一と共に横たわっていた。あの懐かしい空気。光景。どれもが、約3年前の卒業式以来見なくなったものだった。
でもどうして、、、。一旦、状況を整理しよう。
達也は昨日、あのあと康一と正門前で集合するよう約束し。約3年ぶりのあの時となんら変わらない登校ルートで中学校に向かっていた。途中で康一と合流し、思い出話に花を咲かせていた。そして、中学校の校門をくぐった瞬間に目眩がして、気づいたらこの体育館で横たわっていた。そして、周りには中学時代の同級生が多数いた。
というよりほぼ全員じゃないか?これ。
うん。どういうことだ?。なんで、皆ここにいるんだ?。何かイベント事でもあったけ?。それとも全員成人式の招待状で?
そんなことある?
状況を整理しようと必死に頭を働かせていると、隣にいた康一が起きた。
「あれ?ここどこ、、、。達也は?なんで寝てたんだっけ?」
「僕はここだよ。康一。目眩がして気づいたら僕もここに横たわってたんだよ。」
この感じからして、康一がここに運び出した訳ではなさそうだった。
それを皮切りに、周りの人達も起き始めた。
『ピーンポーンパーンポーン』
機械音が体育館に鳴り響く。それと同時に体育館の照明が一斉に光り出す。
まるで何かを始める合図をするように。
そして、「スッ」という吐息ともに発せられた声は聞き覚えがあった。
あの時。昨日、康一と大学に向かっている時、電車を降りる時に聞こえたあのどこかで聞いたことがあるはずの声だった。
「さぁて、ゲームスタートでも洒落込もうじゃないか。一体誰が生き残るんだろうねぇ。面白い結果になることを望んでいるよ。」
僕達のことを嘲笑うように。煽るように。そして、乾いた声で、本人は楽しみを含むような意図を感じる言い方で。そう声の主は言ったのだった。
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どうも作者の利便性方程式です。
文字数稼ぎかもしれませんが、んまぁ、しばらく本人の自我を出す予定もないので今回ぐらいは広い心で許してください。
軽く自己紹介でもしときますか。
その辺のどこかで学生をしながら、文字を書いている者です。
次回からは登場人物も増えます。この物語は、ここからが本番です。どんなボロボロな形であれ完成はさせたいです。
それでは、お楽しみあれ。ゲームスタート。