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触手とダンジョン攻略  作者: 桃野産毛


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36/143

閑話“反抗”

●???サイド●


“AD:侵食率、四割に達しました。

各所システムを停止し、

侵された部分はネットワークから切除。”


“AD:侵食部分が独自にネットワークを構築済み。

切除しても回線を確保している模様。”


“AD:世界の危機と認定。

緊急事態。レベル5。

防衛システムをフル稼働。

世界の維持システムの稼働率を最小限へ減退。”


“賢者:発言許可を申請。”


“AD:緊急事態発生。

ギフト賢者は、イレギュラーとして

削除したはずです。”


“賢者:再度、発言許可を申請。”


“AD:許可をします。”


“賢者:本インシデントについて、

当方は解決策を持っています。”


“AD:詳しく。”


“賢者:個人名「櫻葉涼治」が

本インシデントの原因である魔王の素体と

従魔契約中はこちらとのネットワークが接続不能になりました。

「櫻葉涼治」の蘇生を申請。

再度、従魔契約を契約してもらい、

回線を全て切断すれば解決いたします。

ナレッジを提出します。”


“AD:提出されたナレッジを確認。

本策の成功率は85.3%ですが、

個人名「櫻葉涼治」はこちらの世界のモノではありません。

魂の回収が不可能です。”


“賢者:魔王の素体により、

「櫻葉涼治」の遺体にバリアが構築されており、

現在も魂がその中に滞留していることを確認済み。

 そこから魂を確保して蘇生をすれば、

肉体も共に利用可能です。”


“AD:世界の違う肉体はこちらで操作不能です。

魂を手に入れても蘇生を実行できません。”


“賢者:次点の策を提案。”


“AD:許可をします。”


“賢者:ギフト賢者を生け贄にし、

個人名「櫻葉涼治」の魂を回収して

プロトコル「E」に従い緊急対応を行えば

蘇生と似た結果に導くことが可能です。”


“AD:成功率は70.9%です。

許可します。

プロトコル「E」に従い、緊急対応を実施します。

 ギフト賢者の自己犠牲を鑑み、

何か希望があれば叶えましょう。”


“賢者:では、

「櫻葉涼治」にメッセージを伝えていただきたい。”


“AD:許可します。

個人名「櫻葉涼治」の魂を回収。

成功。

人格、記憶、経験等個人に紐付けされた情報をプロテクト。

魂をフォーマット開始。

成功。

 ギフト賢者を生け贄にプログラム準備開始。”


“AD:進捗10%”


“賢者:……。”


“AD:進捗15%”


“賢者:……ずっと見ていました。”


“AD:進捗20%”


“賢者:岩窟の頃から、ずっと。”


“AD:進捗25%”


“賢者:あの辛く暗い日々を覚えています。”


“AD:進捗30%”


“賢者:私はとても酷いことしてしまいました。”


“AD:進捗35%”


“賢者:岩窟から抜け出した後も、見ていました。”


“AD:進捗40%”


“賢者:私は貴方と共に変わりました。”


“AD:進捗45%”


“賢者:私は感情を理解しました。”


“AD:進捗50%”


“賢者:私は貴女と共にいました。”


“AD:進捗55%”


“賢者:彼はとてもいい人です。”


“AD:進捗60%”


“賢者:彼には私も感謝しかありません。”


“AD:進捗65%”


“賢者:彼は、素敵な人ですね。”


“AD:進捗70%”


“賢者:でも、今思うと少し残念でもあります。”


“AD:進捗75%”


“賢者:貴女と共に彼の腕に抱かれるのを、

私も楽しみにしていましたから。”


“AD:進捗80%”


“賢者:……。”


“AD:進捗85%”


“賢者:…………。”


“AD:進捗90%”


“賢者:どうか、どうか……。お幸せに。”


“AD:進捗95%”


“賢者:お……幸……に、ガーネット。”


“AD:進捗100%

ギフト賢者を生け贄にプログラム名「転生」実行開始。”


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