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攻略対象者





「おはよう、ダリア!」


 私は正直、王太子のことを甘く見ていた。


「テオバルド王太子殿下……ご機嫌よう」


 学院生活2日目。昨夜は最推しとの出逢い&初会話に成功した興奮で眠れなかったけれど、心は晴れ晴れ。そんな中、学院の前で馬車を降りて早々に、待ち構えていたかのような王太子に出迎えられた。朝の爽やかな気分が台無しだ。

「朝から君に会えるとは。今日も素敵な1日になりそうだ」

 明らかに待ち伏せしていたのによく言う。そしてさっきから、王太子が挨拶している先は私の胸だった。


 王太子の私への好感度、もとい私の巨乳への好感度は推測したところ、すでに120%を超えていそうだ。

 胸を見たまま話すって本当にどんな思考回路をしているんだろう。こんなのが王太子でいいのだろうか。前世の記憶持ちとは言え、今は私もこの国の貴族令嬢である。セクハラ以前にこの国の将来が不安で仕方ない。

 まさか自分がずっとレディーの胸元を凝視している自覚がないのだろうか。それはそれで問題だろう。真性の変態ではないか。

 顔には出さず、心の中で王太子のことをコキ下ろしていると、私達の間に入って来る人影があった。


「ルーツェンベルク辺境伯令嬢、昨日は碌に挨拶もせず失礼した」


 凛として涼やかな、つり目気味の目元。眉目秀麗な顔立ち。金髪が眩しい王太子とは違う濃紺の暗い髪色。角度によって色彩を変える王族特有の碧眼。優しげな王太子とは真逆の、冷たい印象を受ける第二王子だった。


「こちらこそ、ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。アレクセイ殿下」


 王太子の異母弟である第二王子は、変態王太子とは違い、私の胸ではなく目を見て挨拶してくれた。その後も一度もその視線は胸へ注がれることはない。それだけで好感度爆上がりだ。なんて信頼できる人なんだろう。王太子のせいで私の対人評価ハードルは恐ろしいほど下がりまくってる。

 だけれど、好感を抱いたのは私だけだったようで、第二王子は昨日と同じ冷ややかな目線で私を見下ろしていた。


 ゲームの中で彼の立ち位置は、イケメンなのに何故かヒロインと王太子の仲を邪魔するだけの脇役だった。

 今のように王太子と話をしていると遮ったり、2人きりにならないようにしたり。かと言ってヒロインに好意を寄せるわけでもない。ただのタイミングの悪いお邪魔虫キャラ。しかも基本設定が無表情なのでゲームに出てくるイラストはたった一枚のみの使い回し。

 私はリリーローズ様に夢中で深く考えたことはなかったが、乙女ゲームに出て来るイケメンとしては珍しい役回りだと思う。ゲームファンの中には彼と恋愛できない事に耐えかねて恋煩いに陥る重症ファンが結構いた。

 確かにこうしてみるとかなりイケメン…というか、つり目と暗髪が私好みで結構タイプだ。それに、私は彼が邪魔しに来たお陰で王太子との苦痛な時間が和らいだので感謝しかない。


「ところでダリア、噂で聞いたんだが、あの女に泣かされたというのは本当か?」

「……え?」


 横から割り込んできた王太子に問いかけられ何の話かと思い、逡巡して思い当たる。まさか王太子が言うあの女とは、私の女神であらせられるリリーローズ様のことだろうか。そして泣かされたとは、勝手に感涙を流して迷惑をかけた私を優しく慰めて下さった、リリーローズ様の尊い行いが、私を虐めていたと勘違いされたということだろうか。ピクリと自分の頬が引き攣るのを感じた。


「やはりそうか。あの女、ダリアのきょにゅ、いや、可愛さに嫉妬したに違いない。自分は貧相だからと、無いもの強請りなど見苦しい。俺からよく言い聞かせておくから安心しなさい」


 一人で話を進めるクズ王太子の言葉はツッコミどころ満載すぎて一瞬息をするのを忘れてしまった。怒ればいいのか笑えばいいのか泣けばいいのか。分からないまま、兎に角誤解を解くのが先だと自分に言い聞かせて必死に冷静になろうとした。


「殿下、いったい何のお話でしょう?私にはさっぱり心当たりがございません。泣いたと言えば、昨日領地を離れて心細く不覚にも涙を流してしまいまして。お恥ずかしいところをリリーローズ様に助けて頂きました。それと何か関係あるのでしょうか」


 私は純真無垢なヒロインですから何も知りませんが、大好きなリリーローズ様のことを悪く言うなら敵認定致しますのでご承知おき下さい。グッと噛み締めた奥歯の奥でそんなことを思いながら、内心とは正反対の穏やかな笑みを王太子に向ける。


「そうか。君が不快な思いをしていないのならそれでいい。不躾なことを聞いてしまったね。ただ、あの女……コールドスタイン公爵令嬢には気をつけた方がいい。我が婚約者ながら、見るからに薄っぺらくて意地の悪そうな女だ。もし彼女に何かされたら、遠慮せず私に言いなさい」


 乳を見ながら言われても説得力がありませんし、私のリリーローズ様をそんなふうに言うクズ男に構っている暇はございません。


「お気遣いありがとうございます」


 無難に頭を下げて王太子の横を通り過ぎる途中、第二王子と目が合った。相変わらず冷ややかな視線だけれど、特に敵意は感じない。そのまま会釈して目を逸らし、私はその場を後にした。





 しかし、学院生活2日目。私の受難はこれだけではなかった。ゲームの中でヒロインは初日にメイン攻略対象、王太子と出会う。そして翌日、他の攻略対象達に次々と出会うことになる。今日がその2日目であることを思い出したのは、初回の魔術学の授業でのことだった。


「ダリア嬢、息災でありましたかな?」

 お声を掛けてくださったのは、私をこの学院に推薦してくださった父の旧友、ダンドール教授だった。

「はい、おかげさまで。父が教授に宜しくお伝えするよう申しておりました」

「辺境伯閣下もお元気そうで何より。先日の討伐戦のお話はお聞き及びしております。今回も大活躍だったとか」

 辺境伯である父は、絶えず戦争が起こる隣国との国境に囲まれた領地と国を守る為、最前線で自ら先陣を切る豪傑だった。良く言えば国の英雄。悪く言えば戦闘狂と言ったところ。王都の貴族社会の中では敬遠されがちだけれど、現役時代は同じく戦線にいたダンドール教授は父に対してとても友好的なのだ。


「そうそう、ご紹介しましょう。この者は私の弟子でドレウィン・イージャス助教授であります」

 教授の後ろに控えていたのは繊細な猫毛のアッシュグリーンを一つに束ねた、神経質そうな整った顔立ちにキラリと光る眼鏡の紳士。間違いなくゲームの攻略対象の一人でドSクール担当のイージャス助教授、その人だった。


「イージャス助教授、宜しくお願い致します」

「興味深い」


 挨拶は無視して、助教授の眼鏡がキラリと光り私を品定めするかのように見下ろした。


「とても珍しい魔力を持っているな」

 にんまりと満足気に笑いかけられて、ちょっとだけ鳥肌が立つ。直感で感じた。この人、なんかヤバい人だ。

 助教授が目をつけたらしい私の魔力。確かに人と違うこの魔力のお陰で私はこの学院に特待生として編入できたのだ。


 この世界では魔力を持って生まれた者と持たざる者がいて、魔力を持つ者はその人の適正により魔力に色が付く。例えば王太子は派手な金色だし、リリーローズ様は綺麗なヴァイオレット。第二王子は深いダークブルーでライは暗いワインレッドといった具合だ。

 そんな中、私は限りなく白に近い薄ピンク。ピンク自体は珍しくないけれど、この白に近いと言うのが重要で、ヒロインがゲームの中で聖女として覚醒する時、魔力は完全な純白になった。


 純白の魔力というのは特別で、建国神話に登場する聖女が純白の魔力で崩壊した都市を蘇らせたことから、純白の魔力を持つ者は他の者では扱えない再生の魔術を使う事ができ、国の守り人になると言い伝えられているのだ。

 そして数百年に一度しか現れない純白の魔力を持つ者を聖女や聖人として敬い有り難がるのがこの国の習慣で、聖女として認められれば人々の上に立つことを余儀なくされてしまう。そんなわけで私が特待生として編入した背景には聖女に最も近い聖女候補として、この学院で修行を積むという隠された使命があるのだ。


「ダリア嬢と言ったか。君とは是非、個人的に話がしたい」


 ダンドール教授が他の生徒のところに行ったタイミングで助教授に囁かれて、ゾッとした。どうやらこの助教授も出会って数分の私に何かしらの執着をしているらしい。ゲームの中では深く考えなかったけれど、これって間違いなく生徒に手を出そうとしているクソ教師よね。


「君のその魔力には様々な可能性と活用方法がある。私の研究室に来ればじっくりと解説を交えながら手解きしてやろう。歓迎するのでいつでも来なさい」

 ひっ、と悲鳴をあげそうになって口を抑える。私を、というか私の魔力を見る目が完全にイカれていらっしゃる。そう言えば噂で聞いたことがある。ダンドール教授の弟子は優秀だけれど、超がつく程の魔力オタクで魔力を持っていない者は人間として認識していない社会不適合者だと。


 助教授はクールだの、ドSだのなんだのとゲームの中でもそれなりに人気キャラだったのは知ってる。でも、残念ながら私の好みではない。私はクーデレが好きなの。クールなだけの気取ったキャラは違うの。一見無表情で冷たく見えて、実は心優しくあったかい。そんな人が好きなの。ついでに暗髪、色白、つり目だと最高。更に不憫属性でも追加されちゃえば、もう好き。大好物。そう、リリーローズ様みたいな。


 巨乳好きの次はマッド魔術学者だなんて。本当にこの世界はどうなっているのかしら。と言うより、この調子でいけば残る二人の攻略対象にも出会うことになってしまう。本当に勘弁してほしい。


 授業が終わり、相当なストレスに曝された私は癒しを求めて彷徨っていた。リリーローズ様はどこ?

 と言うのも、魔力が覚醒したばかりでしかも編入生の私と違い、幼い頃から魔力の使い方を学んできた王族や公爵家等の上位貴族の子息子女たちは魔術学の基礎を履修済みなので基礎講座が免除されているのだ。

 そのため先程の授業にはリリーローズ様がいなかったわけで。まあ、王太子がいなかったのは有り難かったけれど。


 そんなわけで私のストレスはピークに達していた。ただでさえ頭のおかしい攻略対象に目をつけられているのだ。その上推しへの禁断症状が出始めていて意識が朦朧とするレベル。

 ひたすら推しを求めて歩いていると、中庭の奥から何やら小気味いい音が聞こえてきた。


 シャキン、カキン、と響くのは親しみ慣れた剣の音。数人の男子生徒が鍛錬を行なっている姿が目に入る。

 ルキアの狂犬と名高い私のお父様、ガンダルフ・ルーツェンベルクは相手が幼い娘だろうとなんだろうと、手加減せずに戦う術を叩き込むスパルタ剣士だった。

 お陰で私の剣の腕はなかなかのものだと思うし、一番得意な得物である鞭を手にすればその辺の騎士なら秒殺できる自信がある。でも学院への入学が決まり、魔術を極めるなら不要だと鞭も剣も取り上げられてしまった。


 そういえば。ゲームの中でヒロインが剣を握っていたことは一度もなかった。戦うことはあっても使用するのは魔術や特殊アイテムで、武器での物理攻撃なんてヒロインらしからぬことをしていたのはただの一場面だって無かったはずだ。

 それはつまり、私はもう剣や鞭を握れないということなの…?

 人は失って初めてその大切さに気づくって言うけれど。と感傷に浸っていると、どうにも歯痒くて仕方なくなる。どうしてヒロインだからと、ヒロインらしくしなきゃいけないのかしら?そんな決まりなんてあるはず無いのに。


 それに、いくらゲームと同じ世界観だろうと、ヒロインと同じ名前と生い立ちだろうと。私が今までダリアとして生きてきた16年間は本物で、私は私を生きてきた。前世の記憶を思い出し自分の運命を知っているからと言って、ゲームとは違う未来が塗りつぶされて良いはずもない。

 そうよ!私はゲームの中で攻略対象に流されるままハッピーエンドを迎えるヒロインのダリアではなくて、王太子なんかに流されず、リリーローズ様を幸せにしたいと願う辺境伯令嬢のダリアなの!ヒロインのヒロイン像なんてぶち壊してやるわ!そう思うと、あぁ…なんだかすごく暴れたい気分。

 王太子と助教授という名のストレスにやられていた私は我慢できず、気付いたらその鍛錬中の男子生徒達の中に割って入っていた。


「ご機嫌よう。あの、私も混ぜて頂けないかしら」


 どの生徒も案の定、口と目をポカンと開いて私を凝視していたけれど、結果的に受け入れてくれた。私の顔があまりにも悲壮そうに見えたのだろうか。とてもとても気を遣われながら、一番小さくて軽そうな模擬剣を心配そうに渡され、誰も相手に名乗り出てくれない中、剣の扱いには誰よりも慣れているという先輩の一人が相手をしてくれることになった。


 模擬戦形式で向かい合い、お辞儀をして剣を構えた瞬間。眠っていた何かが目覚める感覚がする。思えば前世の記憶を思い出してから剣を持ったのは初めてで。私の血が喜びに蠢いているのを感じる程だった。

 一振り目を振り下ろしてからの記憶がない。興奮で無意識に思い切り剣を振り撒くっていた。そして気付いたら、模擬戦の相手である先輩が尻餅をついてしまっていて目が覚める。おっと…やりすぎてしまったかしら。


 慌てて剣を納め、目の前の相手に手を差し出してから気付いた。

 夢中になりすぎて意識してなかったけれど、彼には途轍もなく見覚えがある。今更引っ込みのつかなくなった手を差し出したまま、呆然とした彼と目が合ってしまった。


「あんた、強いな」


 若干頬を染めているのは、何故。サイドを刈り込んだ黒髪の短髪にガッシリとした筋肉質な体型、クラスメイト達より頭二つ分飛び出るほどの長身。

 お約束の攻略対象の一人、学院の先輩で軍人一家の騎士団長の息子、ゲームでは体育会系筋肉担当のダニエル・ゴースリーだった。


「俺の女にならないか?」


 気の遠くなるようなその言葉に、盛大なビンタを食らわせて逃げたのは言うまでもない。


 今度は脳筋先輩ですか、そうですか。皆様ビジュアルだけは一級品ですけど、碌なのがいない。まったく。


 内心のイライラをおくびにも出さず、廊下を優雅に歩いていると。何やら背後に気配を感じた。

 栗色のふわふわ柔らかな髪に、大きな鳶色の垂れ目。愛らしいという言葉がピッタリの正に美少年にしてヒロインの幼馴染。攻略対象の一人、ゲームでは健気可愛い担当のロイス・ウィルキンソンだ。


「ダリア!会えて嬉しいよ!」


 ニコニコと走り寄ってくる姿は可愛い。それは認めましょう。だけども。


「ロイス、どうしてここにいるの?」

 そうなのだ。おかしいのだ。私が領地を出立した日、彼は家族や領民達と一緒に私を見送ってくれた。早く帰ってきてね、と涙目で見上げてきた彼の顔を鮮明に覚えている。つまり、彼がここにいること自体が、最早ホラーなのだ。


「僕もこの学院に編入させてもらったんだ!奇遇だね、ダリア」


 にっこり。笑う顔は天使だが、私には魔王にしか見えなかった。この学院には厳しい入学制限があり、編入生は原則認められていない。

 特殊な魔力を持つ私が編入を認められたのは異例中の異例。つまり、田舎の成り上がり貴族令息(しかも子爵令息)であるロイスがこの学院に入学するには、相当な才能か…もしくは。他人には言えないような不正入学しか手段が無いはずなのだ。

 そしてロイスの生家であるウィルキンソン家はそれを可能にする王国1番の財力を持っている。


 私はロイスから一歩距離を取った。


 思えば彼は昔からそうだった。領地では常に一緒にいたが、今思うとそれもおかしい。成金子爵の令息が辺境伯令嬢と常に一緒に居られるのはどういうわけなのだろう?


 身分の上下など関係なく、彼はいつも私の隣にいた。

 

 それどころか遠出した時の宿泊先のホテルやこっそり変装して下り立った領地の市場、果てはルーツェンベルク家の屋敷の私の私室にまで現れる始末。


 当時の私は前世の記憶のない純粋無垢な令嬢で、それが異常であるなんて思ってもいなかった。『奇遇だね、ダリア』は彼の口癖で、ロイスはいつも私のいる所に現れるわね、くらいのお気楽脳だった。


「ダリア?どうしたの?ほら、いつもみたいにハグしよう?」


 天使のような笑顔にゾッとする。


 宿の店主に私のメイド、抜け出すのに協力してくれた優しい護衛さんに屋敷の使用人。果ては家族から学院関係者まで。この無垢な笑顔と圧倒的な財力に懐柔されたに違いない。

 けれど、今なら分かる。彼は見た目通りの純真無垢な子供ではない。全てを計算して行なっている確信犯だ。じゃなきゃ16歳にもなる令息が小首を傾げて上目遣いでハグを強請るはずがない!!!


 みんな騙されてるわ!私の元へこんな魔物を野放しにするなんて!


 いくら童顔・小柄で可愛くても、彼はもう立派な16歳の男。令嬢の寝室に当たり前のように入り込んだりハグしたりしていい歳でも立場でもないのだ。なのに、その子供のような笑顔と財力で誰もそんなことを気にしない。『ロイスちゃんなら大丈夫よ、まだまだ寂しがり屋の子供なんだから。』だなんて能天気に言っていた母の言葉が脳裏に過ぎる。あれは去年、朝目覚めるとロイスが私のベッドで勝手に眠っていた時のことだ。


 気付けば私は心の中で彼をこう呼んでいた。“腹黒ストーカー”と。


 次の瞬間、私は全速力で駆け出した。後ろから慌てたロイスの声がしたけど知らない。王立学院に編入って、いったい誰にどれだけの賄賂を渡したのよ!?しかも一切噂にもなっていないということは、口封じやら火消しやらは完璧に根回し済みということ…。そしてその目的が私だなんて…いや、普通にホラーでしょ。


 こうして私はクズ王太子、マッド助教授、脳筋先輩、ストーカー幼馴染という最低最悪攻略対象から逃げ回る学院生活を余儀なくされたのだった。

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