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ゴールデンウィークまであと少し

 学校が始まって3週間がたった。

 「お前らって実際どこまでいったの?」

 「それ気になってた」

 「なんだかんだ何も2人の関係を詳しく聞いてないよな」

 こいつらはこのクラスで仲良くなった、亮、凛、駿だ。

 僕と茜が幼馴染のように、3人は幼馴染同士だ。

 ややこしくならないように言うと、恋人関係になっているのは亮と凛だ。

 駿は凛の姉である1学年上の南先輩と付き合っている。


 3人ともすべてが整っている完璧人間たちである。

 本人たちにそれを言うと、僕と茜も完璧人間らしい。

 僕は身長185cmで体重は67kgであり、新入生総代をやるくらいの学力、運動神経は全国大会レベルのバスケ選手くらいと言っておこう。

 茜は身長155cmで体重は教えてくれないが胸は推定D以上と素晴らしいスタイルを持っている上、学力は学年2位、運動神経は全国大会レベルの女子バスケ選手くらいであり、何と言ってもかわいい。

 亮は身長178cmで体重は75㎏と筋肉質な羨ましい体格をしていて、学力は学年3位、運動神経は全国大会レベルのサッカー選手くらいであり、見た目は少しチャラく見えるが優しくいいやつだ。

 凛は身長162cmで茜と比べると目おとりする程度のシルエットだが、大和撫子という言葉を具現化したような美しさを持ち、学力は学年4位、運動神経は人並み程度だが美術センスが素晴らしく、金賞をもらうことも多いらしい。

 駿は身長180cmで体重は60kgであり、学力は学年5位、運動神経は普通よりできるくらいだが、音楽のセンスが良く、メインはピアノだが他の楽器も一通りは人並み以上に弾けるため、恋人である南先輩を追いかけオーケストラ部に入部している。


 「どこまでいったかって気になるか?」

 「気になるって。学校でこんなにいちゃつかれてたら気になるって。思春期の男子は。なぁ、駿」

 「僕は他人の恋愛は興味ないかな。南さんとの関係が良好であれば僕には関係ないからね」

 「私は気になるわ。ていうか駿は私の前でお姉ちゃんとの惚気はやめてって言ったでしょ。はずかしいから」

 「はいはい」

 「で、お前らは結局どこまでいったの?」

 正直説明するのがめんどくさかった。

 「ちょっと待って」

 茜がみんなを少し抑え、僕の耳元で話し始めた。

 「明も説明めんどくさいって思ったでしょ?だったらゴールデンウィークみんなを家に呼ばない?部活も3日くらいしかないからどうかな?」

 「よし、茜任せた」


 「この話はゴールデンウィークにうちに来てそこで話さない?こんなクラスのど真ん中で話すのは恥ずかしいし」

 「賛成。私と駿の文化部組はゴールデンウィークに活動無いから」

 「僕も南さんとのデートの日じゃなければ行ける」

 「だから、お姉ちゃんの名前出さないでって言ったでしょ」

 「了解」

 「俺はゴールデンウィーク最初の2日以外なら部活無いから大丈夫。どーせ俺と凛もどっか出かけるんだから駿と南さんのこと気にしなければいいのに」

 「なんか家族の恋愛話は恥ずかしいんだって」

 僕と茜はなんとなく凛の気持ちがわかった。

 「じゃあ、ゴールデンウィーク4日目の10時にうちに来て。あとでみんなに住所送るから」

 「「「はーい」」」

 ということで僕と茜の家に初めて客人が来ることになった。

 「部屋の掃除しなきゃか~」

 僕がそういうと、3人は頭の上に?マークを浮かべていた。

 「なんでお前が?」

 「まぁ、気にしないでくれ」

 「?」

 どーせすぐにばれることだからと話を終わらせた。

 

 4月終了

 2人の出費と全財産


 共有財産:15万円→4万円(→来月分+15万円すると19万円)

 明:42万円→35万5000円

 茜:40万円→36万5000円


 26万円の出費

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