後ろの正面だ〜あれ?
すんません、北海道旅行中の疲れが祟って寝落ちしちゃいました!一週間まるまるバイク乗りっぱなしでホテルに泊まるって、どうも疲れが取れんな。
ゴメンなちゃい!
「なかなか見つからないわね。ここの近くにはいないのかしら?」
僕達はギルドで昇格試験を受け、指定された場所に来ていた。
だが、見つからない。お昼前にはもう既に着いていたにもかかわらず、もう既におやつの時間が近づいている。
まあ、僕の腹時計やねんけど。でも多分三時近くにはなってるんちゃうやろうか?あんまり自慢できることじゃあないけど、僕の腹時計って誤差10分くらいもないんよな。
「どうやろ?あ、それやったら肉焼いてみるか?丁度さっき鹿狩ったしな。大分遅いけど昼飯にするか」
「うん、それがいい。お腹ぺこぺこ」
「そう言えばカイン、昨日ネズミ狩りの時使ってた纏血の技は使えないの?あれが使えればかなり便利よね?」
「いやぁ、それが出来ればよかったんやけどな、あれって実は効果範囲が狭いねんかな。何時も使ってる技と違って一方向じゃないから結構な血液使うねんかな。制御しきれへんわ」
もしかしたら纏血の上位スキルとかになれたらもっと効率よく展開できるようになれるんかもしれやんけど、少なくとも今の段階やったら、とてもじゃ無いけど出来ひんわ。
MPの問題もあるしな。
「それじゃあしょうが無いわね。確かにあたしもお腹ぺこぺこだったし鹿焼肉、しましょうか、火加減は任せてちょうだい!」
「おう、頼りにしてるで?僕はちょっとそこら辺の木に鹿つるくってくるわ。すぐ戻るからな」
「ええ、任せておいてちょうだい!完璧に焼き上げてみせるわ!!」
お、自信満々やん?この調子やったら食材だけ切ってぼくは完全に周りの警戒してても良さそうやな。
「じゃあ任せたで?僕は周りの警戒してるから。なんかあったら呼んでや?」
「分かってるわよ。じゃあ焼けたら呼ぶわね」
そう言ってサリアは後ろを向き火魔法を使って鹿肉を焼き始めた。
さて!僕は僕でしっかり警戒してかんとな!まあ、やる事と言えば周りを見渡してるくらいで特にやることは無いんやけどな。達人みたいに気配を読む、とか出来たらとか思うけどそんなん出来んし...。
それからは鹿肉の焼けるいい匂いがし、サリアとエリスが楽しくおしゃべりしている中、ついに右にあった薮からガサゴソとかき分ける音が聞こえてきた。
「誰や!?2人とも、警戒しや!なんか来るで!」
さて、そこから顔を出したのは...。
どうです?誰が?あるいは何が来たんでしょうね?
次回が楽しみです!はい。
またなんか短そうなので前話と統合するかも...