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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
利用される悲劇
89/190

クエスト消化!(前編)

 前回は前々回の90話に統合したので見ていない方は分かりにくいとは思いますけど読んで貰えたら幸いですネ。


 ちなみに繋いだ場所はーーで区切っているので分かる、よね?

 女将さんにコッテリ絞られた次の日、僕達は本格的に冒険者としてのランクを上げるため、冒険者ギルドに訪れていた。


 え?あの後のご飯、何食べたかって?

 いや、もうご飯ないのはしょうがないって諦めて通りの屋台で飯食ったよ?ちなみにその時食ったのはワンタンみたいな柔らかい団子が入った野菜スープやったで?

 僕としては卵も入ってたらポイント高かったんやけど、卵はなんてったって足が早いから食べようとすると専用の道具が必要になるってんでアホみたいに高くなるらしい。


「で、カイン。どんな依頼受けようかしら?」


「う?うーん、そやな。オーソドックスに討伐系か?」


「安全に採取系の依頼とか?」


「それもちょっと考えとってんけど採取系の依頼って報酬があんまりないやん?それに比べて討伐系も報酬自体はそんなに変わらへんけど素材の分のお金が結構美味しいねんかなぁ。そう考えたらやっぱり討伐系が一番かなあって思うねん」


「それに経験値も入る。ウハウハ」


 え?エリスってウハウハなんて言葉どっから覚えてきたんや?そんな若者言葉お兄さんは教えた覚えはありませんよ!?


 まあでも言われてみればそやな。昨日のアイアンゴレムを相手に経験値稼ぎよりかは確かに効率は落ちるやろうけど、塵も積もれば山となる。なんて言葉もあるくらいやからな。やらんよりはマシやろ。


「じゃ、受ける依頼は討伐系、って事でええか?」


「「賛成」!」


 そうして僕達は討伐系の依頼を受けるべくギルドへと入っていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「じゃっ!張り切って討伐していくぞ!」


「たしか今回の目的はゴブリンの角が五本、よね?」


「おう、そやで。ちなみに言っとくとしたら今日で依頼を二個達成しときたいからな、お昼までには終わって街でご飯食べるで!」


「任せときなさい!あたしがバッチリ決めてあげるわ!」


「うん、姉さん。頼りにしてる」


 うん、やっぱり仲ええな。でもサリアが照れで顔赤くしてるのもなかなかにいい感じや。

 え?思考が変態的?そんな事ナイヨォ?

 っていうか考えるだけやったらタダやからな!


「っていうか、もう既に見つけちゃった。あそこにいるわ。ホント、どこにでもいるのね」


「いや、そう言ったんなよ?数優先ってのがアイツらの生存戦略なんやから。ゴキブリと同じやな、一匹居たら周辺に50匹はいると思わなな」


「カインの方が酷い気がする」


 イヤ、そんな事はないハズ、やで?

 でも実際問題、集落事件があったからそんなに可哀想にも思わんけど、ホンマはゴブリンも妖精の一種のはずやねんけどな?ま、地球ではそういう話もあったってだけやからな。この世界ではただの魔物なんやろう。


「ま、所詮はゴブリンよね。これで仕留められるでしょ『ラピッドファイア』!」


  あ、確かあれってアイアンゴレムやったかに牽制で使っとった奴やんな。特性は素早さに振ったんやったかな。

 そのスピードに振っていると言うだけはあってゴブリンが反応し始めた頃にはもうサリアの魔法は当たっていた。

 アイアンゴレムには聞いている様子はなかったが、腐っても炎と言うべきか、着弾した場所が炭化して抉れていた。

 そして、そのままゴブリンは後ろに倒れ、死んだ。


「よし!これで一匹目ね!この調子じゃあ無事にお昼までには終わりそうね、良かったわ!」


「おう、じゃあお昼に間に合わせるためにもチャッチャと剥ぎとってしまうわな。サリアはちょっとの間しかないけど魔力を回復しときいや?それじゃ、ちょい待ち」


 ちなみに魔力はじっとしてたり、寝てたりしたら回復するらしい。ま、目を閉じとっても回復してくれるやろう?多分。


 そして、僕達はお昼前までゴブリンをひたすら狩ったのだった。ちなみに合計して18体狩れました!

 代わりに、サリアの魔力は素寒貧になってもうたけどな!

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