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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
利用される悲劇
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ハイパワー!

 サリアの戦闘を見せた後暫く三階層に留まり四人で連携の練習をした後、僕達は次の階層、四階層に進んだ。


「さて、ここからが四階層ね。じゃ、今回も出てくる魔物について説明するわ。あ、そう言えばここから宝箱の内容に装備品が入る事がある代わりに一段階魔物が強なるわ」


 コリンさんの話によればここから出てくる魔物は今までに出てきた魔物の上位種が出てくるらしい。

 つまり、ストーンゴレムがアイアンゴーレムに、パワーモンキーがハイパワーモンキーになるらしい。ただこれまでの階層と違ってゴレムとモンキーが一緒に出てくるようなことは無いらしい。

 そういう事は次の次階層、六階層で出てくるらしい。ちなみにここの最終階層は七階層でボスはスチールゴレムらしい。

 今回はその最終階層でボスを倒すまで攻略する予定だ。


「さてカイン、私が一発食らうから君はしばらく見ていて?まあ、試しの一戦だからね。余裕を持って戦えるって分かったら一撃も貰わずに戦闘を進めるわ」


「あいよ、まあ、あんまり後に残るような傷は作らんとけよ。一応女性なんやからな」


「何?君が心配するような事じゃないわ。君は自分が私に迷惑をかけないように動いてくれればいいわ」


 イヤイヤ、何のためにさっきまで連携の練習をしとったんや?さっきまでは、あ、あれ?そう言えば練習の時も僕とは目を合わさずにエリスとサリアにだけタイミング合わせたりしてたような?

 い、いや、気の所為やんな。多分戦闘になったらちゃんと協力してくれるわ!うん。


「あ、いた。ハイパワーモンキー。あそこ」


 エリスが指を向けた先には毛が青色になっただけのパワーモンキーがいた。パワーモンキーの進化系っていうのも大いにうなずける話やな。


「行くわよ!『リベンジャー』!...カハッ!」


 うわっ、痛そー。このスキル使ってんの最初にどういう戦い方するかを見せてもらった時以来やからな。こういう痛々しいスキルって見慣れるまで結構目とかつぶっちゃうよなぁ。まあこの癖やめた方がいいとはわかってんのやけどな。戦闘中とか危なくって仕方ないし。


「よし!じゃあ援護開始するわ!『ファイアランス!』」


 僕はサリアの放ったファイアランスの後ろについてハイパワーモンキーの死角になるように走り出した。


「『纏血』・銛」


 ファイアランスがハイパワーモンキーに躱させ、体制が崩れたところで僕の纏血を海で使う道具、銛の形に変形させ勢い良く胸を貫いた。

 そこで更にコリンさんの『シールドバッシュ』が決まり、脳震盪を起こさせた。なかなかこりゃあ運がええんちゃうかな?


 そこからはタコ殴りのように、いや、一発頭刺し貫いただけやからタコ殴りやないな。一撃でトドメを指し、初の四層での戦闘は無事に終了した。

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[一言] おなじお話が投稿されてますよ!
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